ママカーストの頂点に立つボスママの特徴

ママカーストの頂点に君臨するのは、ボスママと呼ばれる存在です。このボスママを見分けられなければ、ママ友の中ですぐに孤立してしまうことになるでしょう。では、ボスママにはどのような特徴があるのでしょうか。

1.おしとやかだが発言権が強い

ボスママは身なりもきちんとしており、一見、優しそうに思えますが、自分の発言は貫き通さないと気が済みません。仲良くなるにつれて徐々に自分の意見を通したがり、自己中心的な人物に変化していくのです。

発言権が強い人は相手の情報も気にしがちですので、旦那さんの職業や家のことに関する質問が飛び交うでしょう。そしてボスママに反論してしまうと、一気に気分を損ねてしまいます。

2.自慢話が多い

ママカーストの頂点に立つためには、周囲のママよりも優れているという点をアピールしなければなりません。そのため、ボスママは自慢話が多いという特徴があります。自慢話をすることで周囲のママに自分がスゴいということを認めさせようとしているのです。

周囲のママに何度も何度も話している内容なだけあって、自慢話の構成は見事です。話し方も非常に流暢で、自慢話をする時のボスママはいきいきして見えるでしょう。自慢話は周囲に自分の価値を認めさせるとともに、実はボスママが自分のテンションを上げるための活力源なのです。

3.ブランド物が大好き

お金持ちのママはママカーストの上位に入りやすくなります。そして、暮らしぶりに余裕があるということを分かりやすく示すのがブランド物です。バッグや財布、アクセサリーなど、ブランド物を持ち歩けば周囲のママが注目してくれます。

そのように周囲にアピールをする目的で使うブランド物ですから、ボスママが選ぶブランド物は有名ブランドで良く知られているデザインのものを選択する傾向があります。持ち歩いていても誰も気がついてくれなくては、ブランド物の意味がないとさえ思っているのです。

4.ナンバー2とナンバー3のママ友をいつも引き連れている

アニメやドラマの敵や悪役はよく三人組で現れることがありますが、ボスママにもその傾向があります。ママカースト上位である、ナンバー2とナンバー3のママたちとボスママは、強い絆で結ばれていることが多いのです。

ボスママと仲良しだからママカースト上位の座を手に入れたのか、ママカースト上位になったからボスママと手を組んだのかは人それぞれですが、お互いの利害関係が一致していることに間違いはありません。子供同士も仲が良かったり、家族ぐるみでのお付き合いをしている場合も多いです。

5.ありがた迷惑な行動を取る

ボスママは他のママ達の行動を常に気にしています。ボスママの地位を守るため、自分にとって不利益な動きをするママがいないか監視しているのです。更にボスママの多くは仲間や子分を増やすために、困っているママを見つければ恩を売ろうとします。

ボスママには基本的に多くのママから頼られたい、尊敬されたいという思いがあるからです。また、ママ同士は助け合うべきであるという考えにとらわれてしまっている人も多いです。そのため、少々お節介な行動に出ることも少なくありません。

隠していた悩みごとを仲間内にバラされてしまったり、距離を置いてママたちと付き合いたいのに無理矢理ランチメンバーに入れられたりすることもあるでしょう。本人は親切のつもりなのですが、ありがた迷惑な行動を自分の独断で行ってしまうのがボスママの特徴です。

6.セレブ

ママカーストの頂点に立つボスママの特徴としては、財力がある、いわゆる「セレブ」ということが挙げられます。特に腕時計やアクセサリーなどに高価なものをいくつも身に付けている人というのは、周りの人達に対して自分は優位に立っているんだというアピールをしている人が多く、性格的にも少し強気な人が多い傾向にあります。

そのため、必然的にママカーストの中でも一目置かれ、この人に逆らったらいけないんだという恐れの気持ちを周りに植え付けてしまい、本人も気づかないうちに頂点にいるというパターンも多いです。

ママカーストが世の中に与えた影響

ママカーストが表面化したことにより、世の中にも大きな影響を与えました。様々なものが禁止されたり、学校がその対策を取ったりしたのです。では、ママカーストにより世の中はどのような変化したのでしょうか。

1.幼稚園で行事終わりのランチが禁止に

幼稚園などによっては、行事終わりにママたちが集まってランチなどをする習慣がある場所も存在します。しかし、そのようなランチの存在をストレスに感じるママは多いものです

多くのママが一同に会す場ではママカーストが生まれやすくなりますし、会話の内容次第では他のママとの間にトラブルを起こすリスクもあるからです。

そのため、幼稚園側としてもこのような集まりを禁止する場合が最近では多く見られます。ママ同士の関係が悪化することで、結局は園に対するクレームが生まれたり、子供たちの生活にも影響が及んだりすることを懸念しているのです。

2.PTAや役員が順番性になった

PTAやクラスの役員決めの場もママ同士のトラブルが起きやすい場所です。役員をやりたくないのは皆同じですから、ママカースト上位のママはマウンティングを駆使して、何とか役員をカースト下位のママに押し付けようとします。

投票などであっても、ボスママは周囲のママを味方につけて、立場の弱いママに票が集まるよう画策したりもするものです。

そのような事態を避けるために、最近では役員も順番で行うことが多いです。ママ同士の話し合いや投票などでなく、出来るだけ公平な方法で役員を決めることで、ママ同士のトラブルやカーストの構築を未然に防いでいるのです。

3.ママ友でLINEグループを作るのが禁止された

LINEは便利なツールですが、使い方を間違えると人を傷つけることになります。中高生の間でもLINEを使ったイジメが問題になっているように、ママ友の間でもLINE絡みのトラブルというのはよくあります。

そのためママ友同士でLINEグループを作ることが禁止されている学校も存在します。しかし実際には、学校や幼稚園が知らないところでライングループができているという場合も多いです。

ママ友地獄を乗り切ろう

ママカーストは誰もが嫌だと思うものですが、それでもあらゆる場所に存在してしまいます。学校でもカーストが存在し、それを避けられなかったように、ママカーストも避けられないものなのです。上位には行かなくても、せめて下位にならないようにして、何とかママ友地獄を乗り切りましょう。