語彙力がある人がよく使う言葉・例文

語彙力がある人は具体的にどのような言葉を使うか知りたい人も多いでしょう。もちろん全ては紹介できませんが、語彙力がある人が使う言葉の中で代表的な例文をいくつか紹介していきましょう。

1.褒めるときの例文!「すごい」「超」「神」の言い換え

まずは褒めるときの例文です。語彙力がない人は「すごい」「超すごい」「マジ神」という言葉を使います。それ以外の言葉の選択肢を自分の中に持っていると、語彙力が上がるため以下のような例文も覚えておきましょう。

  • 人間の領域を超えている
  • ◯◯(人名)も顔負けだ
  • 圧倒された
  • 完全な盲点だった

状況によって使える言葉と使えない言葉がありますが、いつも「すごい」とばかり言っいると周りの人から語彙力がない人だと思われてしまいます。このような言葉をいくつか覚えておき、いざというときに発してみましょう。

2.喜ぶときの例文!「嬉しい」の言い換え

次は喜ぶときの言葉です。一般的には「嬉しい」という言葉が喜ぶときの言葉となるでしょう。これ以外では、以下のような例文があります。

  • こんなの人生で初めて
  • 逆に申し訳ない気持ちになる
  • 友達に自慢しよう

嬉しいという言葉のレパートリーはそれほど多くありません。そのため、切り口を変えることで多彩な表現をすることができます。覚えておきましょう。

3.悪口を言うときの例文!「嫌い」の言い換え

次は悪口を言うときや嫌いなことを表明するときの言葉です。

  • 生理的に無理
  • 愛想がつきた
  • 一緒にいたいと思えない

様々な例文がありますが、語彙力がある人は相手を傷つけずに嫌いであることを伝えることもあります。語彙力があれば、強い言葉で表現するだけでなく、オブラートに包んだ言い方もできるようになるのです。

語彙力があるように見せる方法

語彙力を鍛える方法を紹介しましたが、短期間で語彙力を上げるのはかなり難しいです。先に紹介した方法を長く続けることで、語彙力は徐々に上がっていくものだからです。

しかし早く語彙力を上げたいという人もいるでしょう。そこでここからは一時的に語彙力を上げる方法、または語彙力が高いと思わせるための方法を紹介します。参考にしてみてください。

1.類義語辞典を活用する

語彙力は急に増やそうと思っても増えるものではありませんが、語彙力がある人と思われたい時には、類義語辞典を活用してみましょう。例えば、「幸せ」という言葉を別の言葉で言い換えたいとき、類語辞典で調べれば「幸福」「ハッピー」「多幸感」という言葉で出てきます。

いちいち調べるのは面倒ですが、LINEのトークなどであれば調べながらメッセージを送信することができるため、試してみてください。一時的に語彙力が上がりますし、何度もそれを行っていれば語彙力を鍛えることもできます。

2.例え話をすれば語彙力があるように見える

語彙力が高い人は、例え話がわかりやすくとても上手です。ですから、語彙力のある人の真似をして、例え話をすれば語彙力があるように見えてしまいます。よほど言葉のセンスがない人や、言葉の理解力に乏しい人以外は勢いで「例えば」と言ってしまえば次に続く言葉がぽんと口をついて出てくるものです。

語彙力の勉強を本格的にしようと思うと、長い道のりになってしまうので、まずは語彙力のある人に見られたいと思ったときには、例え話に限定して勉強始めるのも良いかもしれません。

3.カタカナ言葉を積極的に使う

頭の良い人ほど語彙力があるのは言うまでもありません。だとすれば、一見難しい言葉を使うようにすれば、語彙力の高い人と思ってもらえるでしょう。例えば、「イノベーション」や「インプット・アウトプット」などの、よく耳にするカタカナ言葉を使いこなせるようになれば、周囲から「頭の良い人」「語彙力のある人」と思われるようになります。

テレビやCMから何度か同じカタカナ言葉が流れてきたら、すかさず意味を調べて、いつでも使える状態にしておきましょう。

4.クールな表情をしておく

語彙力がないことを誰にも悟られたくないときは、とりあえずクールな表情をしておきましょう。下手に話をしてしまえば、語彙力がないことは一発で相手に悟られてしまうかもしれません。

クールな表情をしていて、多くを語らない寡黙な人を演じておけば、少し言葉を発しただけでも、その言葉の価値が高まって聞こえます。そうやって周囲にクールな人と印象づけておきながら、ゆっくり、じっくり語彙力を身に付けるための勉強を始めましょう。

語彙力がある人のメリット

語彙力があるとどのようなメリットを得られるのでしょうか。生きる上で様々なメリットがあるため、しっかり確認しておきましょう。

1.人から信頼されやすい

語彙力があると、人から信頼されやすいというメリットがあります。言葉は人間性や人の内側を判断するためにとても重要な要素です。自分のことを話したり、状況説明したりするときに、語彙力がある人は良いものの良さをしっかりと伝え、悪いものがどう悪いかをハッキリと言葉で伝えることが出来ます。

いつも曖昧なニュアンスでものを話す人よりも、自分の言葉でハッキリとものを伝えられる方が信用できるため、このようなメリットを得られるのです。

2.話が伝わりやすい

語彙力がある人は、説明が上手いという特徴があります。語彙力が高いということは、たくさんの言葉のバリエーションを持っていて、相手に合わせた言葉を選んで使うことができるということです。

相手が子供なら、子供がわかりやすい言葉で説明ができますし、話し相手が語彙力が高いと思ったら、レベルを合わせて豊富な語彙を使って話すことができます。全ての人にとって最適な説明ができるようになるため、話も伝わりやすくなるのです。

3.相手の話をすぐに理解できる

語彙力が高いと言葉から想像力を働かせて、相手の話をすぐに理解できるようになります。言葉の仕組みは面白く、同じ言葉でも、話す人の心理や状況によって解釈が変わってくるものです。

しかし語彙力がある人は相手が本心で言っているのかどうか、瞬時に見極めることができます。多くの言葉を知っていれば、言葉による誤解が生まれないですし、相手の話をすぐに理解できるからです。そしてときには言葉以上の意味を理解できることもあります。

4.オブラートに包んだ言い方ができる

語彙力がある人は、人間関係を円滑に保つことができます。というのも語彙がある人は、オブラートに包んだ言い方ができるからです。例えば同僚が仕事でミスを連発したときに、語彙力のない人はストレートに「なんで立て続けにミスをしたの?」と聞いてしまいます。

相手の気持ちを考えればミスのことを直接的に言わず、「最近疲れてるの?」と言ったほうが、オブラートに包みながら、相手にミスを自覚させることもできるものです。結果的に人間関係での悩みがなくなるため、これは語彙力があることの大きなメリットとなります。