不妊の友達がいたら、その会話に気を使うことはありませんか?
特に不妊の治療が長ければ長いだけその友達は不安と焦りを感じているはず。
そんな友達を傷つけたくはありませんよね。
では友達としてどのような接し方をしたらいいのでしょうか。
話題をださない
20代、30代の女子が集まれば、友達のだれだれが妊娠したんだって…と話題になることがあります。
しかし不妊である友達にとっては身近な友達が妊娠したという話を聞くと、傷つくしショックを受けることもあります。
不妊である本人の口から、その情報が出ることは構いませんが、あえて話の話題として友達が妊娠したということは言わない方がいいです。
芸能人の妊娠も避けた方が良い
テレビや雑誌を見れば、毎日のように芸能ニュースが飛び込んできます。
また最近ではママタレとして活躍する人のニュースも少なくありません。
友人が不妊で治療をしているときには、そのような芸能人の妊娠や出産に関するニュースを話題にすることは避ける方がいいです。
なぜなら、どんなニュースを聞いて友人がショックを受けるか分からないからです。
「地雷の可能性になる話題は避ける」これが鉄則です。
アドバイスをしない
不妊である友達は既にいろいろな治療を試しているかもしれません。
友達だから良い情報を教えてあげたいと思っても、友達は既にそんなことは知っている…ということもあります。
良かれと思ってアドバイスをしても、友達は深く傷つき、そんなアドバイスは不要、ほっといて!と耳をふさいでしまうかもしれません。
不妊で治療に通っているという場合、様々な知識を持ち、既にいろいろな治療にトライしているものです。
そのため、医者でもない一般人のあなたが不妊に関するアドバイスはしない方がいいのです。
プレゼントNG
仲のよい友達が不妊であれば、それを応援してあげたい気持ちはわかります。
しかし友達としては応援してもらっても、どうにもならない状況に傷つくこともあります。
「不妊の治療に関して協力することは難しいけれど、応援することは出来る」
と考え、お守りをあげたり、不妊に良いと言われるものをプレゼントする友達がいたら、その行為により深く傷つけてしまうこともあります。
なぜなら不妊はそんなお守りごときで解決する問題ではないからなのです。
もしも友達を傷つけたくない時には、お守りなどあげず、そっと見守るのが良いです。
「頑張って」は禁句
不妊の友達を深く傷つけてしまう言葉というのがあります。例えば、
- 夫婦生活には問題ないの?
- 旦那さんに原因はないの?
- 病院はどこに行っているの?
- 急がないと妊娠できなくなっちゃうよ?
というようなものです。
しかしこれらは友達を傷つけまいと気を付けていたら、口から出ることはない言葉でしょう。
むしろ単純で簡単な言葉で友達を傷つけてしまうことがあります。
それが「頑張って」という言葉です。
頑張ってと言われても、不妊治療は夫婦で乗り越えていく問題です。
またタイミングを合わせたり、医療的な手助けを借りて乗り越えていくべき問題ですし、運というものもあります。
そのため頑張りだけで乗り越えていける問題ではないのです。
また不妊の友達は、既に頑張り過ぎといえるほど頑張っているかもしれません。
そのような状況を理解せず、頑張ってと声をかけることは、
「頑張っていないから不妊になるんだよ」
と言っているようなものです。
当然、友達を深く傷つけてしまうでしょう。
そのため不妊の友達には、頑張ってという言葉はなるべく避けた方がいいのです。
あくまで自然に不妊の友達に接しよう
不妊の友達を傷つけないようにするための接し方を紹介しました。しかしすべて見てみると、
「どんな話題で話せばいいの?」
「話をする時に気を使いすぎてぎくしゃくする!」
ということにもなりかねません。
そのため今回紹介したことは、あくまでも心の片隅で意識しておくだけで良いです。
不妊の友達とは、
「自然に接すること」
「プレッシャーとなる言葉を言わないこと」
という2つを守っておけば、傷つけてしまうことも少なくなります。