意地悪な人に迷惑をかけられているという人もいるでしょう。
そのような人がいると、なぜそんな性格になってしまったのか、その原因が気になります。
そこで今回は、意地悪な人の育ち方について解説していきます。
意地悪な人の育ち方4つ
意地悪な人は幼少期、不幸な環境で育ったということが多いです。では、具体的にどのような育ち方をしたのでしょうか。
1. 暴力的な家庭環境
暴力的な家庭環境で育った人は、暴力や攻撃が正当な手段であると学び、周囲に対して攻撃的な態度をとることがあります。
それが自分の思い通りにならないときの、有効な手段であることを覚えるのです。
また、虐待や暴力を受けた子どもたちは、自己防衛のために感情を抑えることができず、不安や怒りを爆発させることがあります。
自分を守るために、暴力という武器をこれまで使ってきたため、被害を受けたと思ったらすぐに暴力で問題を解決しようとするのです。
様々な人に意地悪なことをするのも、それを1つの解決策として使っているだけのこと。
子供の頃、意地悪なことをするのに慣れてしまうと、大人になってもそのようなことをするようになります。
2. 孤独な環境で育った
孤独な環境で育ったという人もいますよね。
両親が離婚しており、家で1人でいることが多かった。
学校でイジメられており、いつも孤独を感じていたというような人です。
このようにして、孤独な環境で育った人は、社会性やコミュニケーション能力が不足してしまいます。
そのため、自分が他人に与える影響を正しく理解することができず、周囲に対して攻撃的な態度をとることがあるのです。
攻撃的なことや、意地悪な行為を、コミュニケーションの手段として活用しているということです。
そのようなことをすることでしか他人と交流できないため、仲良くなりたいという気持ちで、人が嫌がることをやってしまいます。
3. 無関心な家庭環境
無関心な家庭環境で育った人は、自分自身を大切にすることができず、他人に対して攻撃的な態度をとることがあります。
両親がまったく子供に興味を持ってくれなかった。
両親が仕事や異性に夢中で、いつも放置されていたという人がいます。
このような人は、自分自身や他人に対して愛情や関心が不足してしまいます。
他人への関心が低いと、相手の気持ちがわからないですよね。
そのため、相手に対して意地悪なことをしてしまうのです。
意地悪なことをしていることはわかっていても、どのくらい相手が嫌がっているのか、心の底から理解することはできていません。
だからこそ、大人になってからも同じことを繰り返してしまうのです。
4. 嫉妬深い親や兄弟姉妹がいる家庭環境
嫉妬深い親や兄弟姉妹がいる家庭環境で育った場合、子どもたちは、自分自身が愛されていないと感じ、攻撃的な態度をとることがあります。
母親が嫉妬深く、若さや美貌を持つ子供に嫉妬することがありますよね。
また、兄弟姉妹に嫉妬され、家庭内でイジメのようなことをされていたという人もいます。
兄弟姉妹の中で特別扱いをされたり、不公平な扱いを受けたりすることで、嫉妬や不満を抱くということもあるものです。
このような家庭環境だと、家族に対して攻撃的になったり、また攻撃されたりするため、攻撃的な態度が行動のパターンとして身についてしまい、将来的にもその傾向が持続することがあります。
心に大きな傷がある
意地悪な人の育ちについて解説してきましたが、意地悪な人は子供の頃から、そのようなことを日常的にしてきたという人が多いです。
攻撃的なことをしなければ、自分を保てないような家庭環境だったのでしょう。
ある意味、心に大きな傷を抱えているということですので、それを改善したい場合はカウンセリングなどを受けてみたほうがいいかもしれません。
