自分を好きな人のことがいて、その人と付き合うつもりはないけど、その人が他の人と付き合うのは気分が良くないという心理になる人がいます。
好きじゃないのであれば、相手が何をしようと自由のはずですが、なぜこのような心理になるのでしょう。
そこで今回は、好きじゃないけど誰かに取られたくない心理について解説していきます。
好きじゃないけど誰かに取られたくない人の4つの心理
「好きじゃないけど誰かに取られたくない」と思う人は、自分勝手で邪悪な考えを持っていることが多いです。では、具体的にどのような心理があるのか、解説していきましょう。
1. 独占欲を満たしたい
好きじゃないけど、誰かに取られなくないと思う人は、独占欲を満たしたいだけなのかもしれません。
人間は本能的に独占欲を持ち、特定の関係や対象を自分だけのものにしたいという欲求を抱きます。
相手のことを好きではなくても、相手から好きと言われれば気分が良いですよね。
自分に夢中になっている相手を見れば、その時点で相手を独占したような満足感を得ることができます。
しかし、相手が他の人を好きになれば、自分が手に入れたはずのものを失うことになります。
このような身勝手な心理によって、好きじゃないけど誰かに取られたくないと思うのです。
場合によっては、その相手の恋愛がうまく行かないように、裏で立ち回ることもあるため、このような人には注意が必要です。
2. 自分の存在価値を維持したい
「好きじゃないけど誰かに取られたくない」という心理には、自己肯定感や自己価値感の保持もかかわっています。
人は他者からの好意によって、自分の存在価値を感じられるものです。
誰かに必要とされれば、自分に自信が持てるようになるでしょう。
しかしその後、好きと言っていた相手が他の人を好きになった場合、まるで自分を否定されたかのように感じてしまいます。
自分の価値がなくなったように感じるのです。
このようにして、好きじゃないけど誰かに取られたくないと思う人は、他人の評価がなければ自分を評価できない人間ということになります。
元々は自分に自信がない人なのです。
そのため、他人からの評価を維持しようとし、好きじゃない相手でも他の人に渡したくないと思うようになります。
3. 相手が自分を好きなことで得られる利益を失いたくない
「好きじゃないけど誰かに取られたくない」という心理は、相手が自分を好きな状態であることによって得られる利益を失いたくないという思いから生まれることもあります。
相手からプレゼントをもらえる、食事をおごってもらえるなど、相手に好意があることで得られるメリットが存在することがありますよね。
寂しいときの話し相手になってもらえる、褒めてもらって承認欲求を満たせるというのも、1つのメリットです。
しかし相手が他の人を好きになれば、そのような利益が全て失われてしまいます。
そのため、相手のことを好きではなくても、誰かに取られるのは嫌だという感情がわいてくるのです。
4. 相手が自分を好きな状態であれば利用できるため
好きじゃないけど誰かに取られたくないと思う人は、相手を利用できなくなることを理由にそう思うこともあります。
相手が自分のことを好きであれば、その気持ちを利用することもできますよね。
何度もおごらせたり、体だけの関係を迫ったりすることもできます。
しかし相手が他の人を好きになれば、そんなこともできなくなってしまうでしょう。
そのため、好きじゃないけど他の人には取られたくないと思うのです。
このようなことをする人は相手の気持ちを踏みにじってもなんとも思わない人です。
相手を利用するだけ利用して、必要なくなったら捨てるということを平気でやります。
そのため、相手に利用されていると感じたら、その相手には近付かないようにしましょう。
全て自分のため
好きじゃないけど誰かに取られたくないと思うのは、自分の欲を満たしたり、メリットを失いたくなかったりするからということが多いです。
結局は全て自分のためで、相手のことなど何も考えていないということになります。
その人の完全なワガママですので、このような人には騙されないようにしましょう。