病院送りという言葉を耳にしたことがあるという人も多いでしょう。
しかしそれはいったいどのような意味で、どのような使い方をする言葉なのでしょうか。
そこで今回は、病院送りの意味とは何なのか、喧嘩で病院送りにしたら逮捕されてしまうのかということについて、解説していきます。
病院送りの意味とは?
病院送りの意味とは、格闘技の試合などで相手に怪我を負わせ、結果として病院に行かせたという意味です。
骨折や意識不明というような大きな怪我をさせれば、医師に治療をしてもらう必要がありますよね。病院に行かせる意図はなかったとしても、相手が結果的に病院に行けば、病院送りにさせたということになります。
この言葉は、自慢したいときや武勇伝を話すときなどに、よく使われる言葉です。
「喧嘩で相手を病院送りにしてやった」
「あの選手は、それまでは最強だった選手を病院送りにした」
このように、その人の強さを強調するときに使う言葉なのです。
「病院送りにさせてしまって申し訳ない」というような、謝罪や罪悪感を表現する言葉として、この言葉を使うケースは少ないため、注意しておきましょう。
喧嘩で病院送りにしたら逮捕される?
喧嘩で相手を病院送りにするというのは、アニメや漫画、ドラマの中でよく使われる言葉です。では、現実でこのようなことをしてしまえばどうなるのでしょうか。
喧嘩の結果、相手を病院送りにするほどの重傷を負わせたのであれば、当然逮捕されます。
暴行罪の可能性もありますが、起きた事実を考慮すれば、それよりも重い傷害罪で逮捕されることもあるでしょう。場合によっては、もっと重い罪になってしまうかもしれません。
しかし学生や若い頃の喧嘩などであれば、相手が訴えを起こさないため、逮捕されないということも多いです。
もちろん、警察がそのようなことが起きたという事実を知れば、逮捕されることになるのですが、お互いがそのようなことを知らなければ、警察が知ることもないため、結果として逮捕されないのです。
しかし怪我を負った家族が警察に通報し、逮捕されるということも少なくありません。
そのため、病院送りに実際にしてしまった場合、かなり大きなリスクがあるということを理解しておきましょう。
病院送りになる方法とは?
仕事で精神的に病んでしまったときにも、病院送りになったという言葉が使われることがあります。
パワハラをした上司などに対して、「あの人は厳し過ぎて、何人も病院送りにしてる」と言うことがあるのです。
このような話になると、仕事を休みたいが故に、むしろ病院送りにされたいという人もいます。
しかし自ら病院送りになる方法は基本的にありません。
どうしてもそうなりたいのであれば、診察を受けてみると良いでしょう。もしかしたら、自分でも気付かないうちに何かしらの病気になっているかもしれません。
また、あなたの申告によって、医師が病気だと判断してくれる場合もあります。
ただし、病気でもないのに病院送りになったとしても良いことはないため、おすすめはしません。
「病院送り」は強さを表す言葉
病院送りという言葉は、自慢するときやその人の強さを表現するときに使う言葉です。
格闘技などでもよく使われる言葉ですので、しっかりその意味を理解しておきましょう。
また、実際に相手を病院送りにすると、大変な事態になってしまうこともあるため、そのようなことはしないようにしてください。