子供の前で夫婦喧嘩をする人が多いですが、それは子育てをする上でNGな行為の一つです。
もし子供に夫婦喧嘩を見られたら、その後、どのようにフォローするのかで育ち方も変わります。
そこで、夫婦喧嘩を子供に見られたら、どのようにフォローすればよいのかをご紹介します。
4つのおすすめなフォロー
夫婦喧嘩をした後のフォローとしておすすめしたいのが下記の4つです。
- すぐに喧嘩をやめて言葉でフォローしつつ離れない
- 見られた日、もしくは翌日は子供とたくさん遊ぶ
- 早めに仲直りして、また夫婦喧嘩を見られてしまう状況を作らない
- 夫婦一緒にいる時間を多くつくる
子供は両親のことが大好きですので、喧嘩してほしくありません。
更にその喧嘩を自分のせいだと考えるようになってしまい、大きな悩みやトラウマを作り出してしまいます。
夫婦喧嘩を子供に見せると、
- 親をマネて乱暴になる
- 自分のせいで喧嘩していると思い込み自己肯定感が低くなる
- 結婚願望がなくなる
- 眠れなくなり身体の成長が遅れる
- トラウマとなり精神疾患を発症する
という影響を及ぼすことがあるのです。
なんとしてでも心の傷をつけさせないことが大事なので、喧嘩を見られた後は、全力でフォローしてください。
すぐに喧嘩をやめてフォローを
子供に見られてもまだ喧嘩を続ける夫婦が多いのですが、これは絶対にしてはいけません。
喧嘩を続ければ続けるほど、子供はどんどんと辛くなり、心に大きな傷を与えてしまいます。
できるだけ負担を与えないためにも、見られたらすぐにやめ、言葉と行動で心のケアをしてください。
「ごめんね」も大事ですがそれよりも満面な笑みで、
「大丈夫だよ」と言ってあげましょう。
子供にとってお母さんの笑顔は元気の源です。
そしてしっかり、
『子供のせいで喧嘩したわけではない』
ということを、わかりやすく教えてあげることが大切です。
暗い顔をせずに、笑顔で接してあげるだけでも、不安な気持ちや悲しい気持ちが和らいでくれるのでおすすめです。
思いっきり遊ぼう
子供の心のケアとしておすすめしたいのが、思いっきり一緒に遊んであげることです。
心の傷は簡単に癒やすことはできないけれども、トラウマをできるだけつけさせないことが癒やすための第一歩です。
そのためにも夫婦喧嘩の出来事を少しでも思い出させない環境づくりが必要です。
子供にとって物事を深く考えず熱中できるのが「遊ぶ」ということです。
ただ一人で遊ばせると、それを罰だと捉えてしまうこともあります。
『自分のせいで喧嘩したから、罰として放っておかれている』
と感じるのです。
そうならないためにも一緒に遊ぶようにしましょう。
そして何より大事なのが、夫婦で遊んであげるということです。
喧嘩をしていた夫婦が仲良く笑顔でいることで、子供は安心します。
まだ夫に対して、イライラしている部分もあると思いますが、そこは子供のために我慢するようにしてください。
早めの仲直りを
夫婦喧嘩をしてその後、すぐに仲良くするのは難しく、なかには別居や離婚まで発展することもあります。
夫婦にとってそれは仕方がないことなのかもしれませんが、子供にとってはかなりの悪影響です。
夫婦にとっても、子供にとっても、別居や離婚は状況により必要となりますが、子供は簡単に受け入れることはできません。
すべてがショックな出来事ですし、大きな心の傷ができてしまう出来事なため、相当な精神的ダメージを受けてしまいます。
そのため、勢いで行動するのではなく、まずは子供の心のケアを第一に考えて行動してください。
もし離婚や別居に発展するほどではないのであれば、出来るだけ早く仲直りをして、仲が良い夫婦関係を子供に見せてあげましょう。
そして二度と子供に見られてしまうようなところで喧嘩をしないようにし、心の傷をさらにつけないように気を使うようにしてください。
子供はしっかり見ている
子供は親が思っているよりも成長していて、周りの状況を判断しつつ、いろんなことを考えています。
親の喧嘩を見てしまった時、親に対して今まで以上に気を使い、大丈夫なのかどうか観察しているのです。
子供の前では笑顔でいたとしても、見えないところで落ち込んでいるような顔をすると、子供は不安になってしまいます。
これも子供の心に傷をつけてしまうため、難しいことではありますが、表情や態度すべて、子供に安心感を与えられるように注意しておきましょう。
子供は大事!笑顔になれる家庭づくりを
夫婦喧嘩は、あなたにとっても辛いものですが、それ以上に子供にとっても辛いものです。
夫婦喧嘩を見せないこと、そしてフォローすることが大事なのですが、何よりもいつも笑顔で居られる夫婦になることが大切となります。
喧嘩は時には必要です。
しかしできれば、喧嘩しないで笑顔でいられる家庭作りを目指してみましょう。