「死ぬ気でやれよ、死なねぇから」って誰の名言?昭和の根性論はもうやめろ!元ネタ・語源

「死ぬ気でやれよ、死なねぇから」と嫌いな上司から言われたという人もいるでしょう。

この言葉はよく聞きますが、元ネタ・語源が気になりますよね。実はこの言葉はある人の名言だったのです。

そこで今回は、「死ぬ気でやれよ、死なねぇから」の語源や、本当に死なないのかということを解説していきます。

「死ぬ気でやれよ、死なねぇから」と上司や先輩に言われた

「死ぬ気でやれよ、死なねぇから」と上司や先輩に言われたという人もいるでしょう。

上司や先輩からすれば、発破をかけているのでしょうが、正直、なんでそこまでしなきゃいけないんだという気持ちになりますよね。

実際にこの言葉が嫌いだと思う人も少なくないですし、今ではこのような言葉はパワハラにもなり兼ねない言葉です。

しかしこの言葉、一度は耳にしたことがあるという人も多いですよね。

それを考えれば、昔からある言葉ということになります。

いったい、誰が言い出した言葉で、元ネタはなんなのでしょう。

また、実際に死ぬ気でやっても本当に死なないものなのでしょうか。

「死ぬ気でやれよ、死なねぇから」は誰の名言?元ネタ・語源

「死ぬ気でやれよ、死なねぇから」は、ミュージシャンやラジオDJ、実業家としても活躍した「杉村太郎」の名言です。

やる気のない若者や頑張れない人に対して、杉村太郎はこの言葉を伝えました。

ただし、元ネタ・語源は杉村太郎なのですが、ミュージシャンであるX JAPANのギタリストだった「hide」の言葉としても有名です。

今では、「死ぬ気でやれよ、死なねぇから」という言葉は、hideの名言と認識している人もたくさんいます。

ちなみに、「死ぬ気でやれよ、死なねぇから」という言葉が入った歌があると思っている人もいるのですが、実際にはそのような歌詞が入った曲はありません。

これは、hideが歌以外のところで発言した言葉ですので、間違えないようにしましょう。

「死ぬ気でやれよ、死なねぇから」本当に死なない?

「死ぬ気でやれよ、死なねぇから」という言葉の通りであれば、死ぬ気でやっても死にはしないということになりますよね。

しかしこの名言を残した杉村太郎は、47歳という若さで癌で亡くなっています。

実際に死ぬ気でやったから癌になったとは言えませんが、癌ではなくても頑張り過ぎて亡くなってしまう人もいますよね。

ストレスによって心を病んでしまったり、体を壊してしまったりして、死なないにしても長く苦しむ人はいます。

確かに、やる気のない人に死ぬ気でやらせることは大事なことでしょう。

しかし世の中には、死ぬ気でやらせてしまうと、本当に死ぬ寸前まで頑張ってしまう人もいます。

それを考えれば、「死ぬ気でやれよ、死なねぇから」という言葉を安易に使うべきではないですよね。

「死ぬ気でやれよ、死なねぇから」は昭和の根性論!根性が美化された時代の遺物

「死ぬ気でやれよ、死なねぇから」は、今となっては昔の言葉です。

昭和の時代は根性論が美化されていました。

心を刺激する言葉であれば、どれだけの暴論でも素晴らしいものだと美化されていたのです。

しかし、このような言葉は今の時代とはマッチしませんよね。

実際に今の時代に「死ぬ気でやれよ、死なねぇから」と言ってしまえば、ブラック上司やパワハラとして問題になってしまうでしょう。

そのため、このような言葉を言う上司は社会の流れも理解できていない能力のない上司ということになりますし、あなた自身も発言するべきではないということになります。

昔聞いたことがある名言だからといって、何も考えずに発言すると、大きな問題になることもあるため、注意しておきましょう。

今の時代にはマッチしない言葉

「死ぬ気でやれよ、死なねぇから」という言葉は、杉村太郎やhideの名言だということがわかりました。

しかしこれはあくまで昔の名言であり、今の時代にはマッチしない言葉です。

自分自身がそれを意識して頑張るだけであれば問題ありませんが、誰かに向けて言ってしまうと問題になる可能性もあるため、それだけはしないようにしましょう。