若気の至りといえば、若いときの勢いでやってしまった失敗のことですよね。
しかし具体的に若気の至りとは、何歳までの失敗のことかと言われれば、答えるのは難しいです。
学生の頃まで、成人まで、20代までと様々な意見がありますが、具体的な年齢の境界線はあるのでしょうか。
若気の至りの年齢に定義はない
若気の至りという言葉はよく使われる言葉ですが、具体的な年齢における定義はありません。
それを考えれば、その人が若気の至りだと思ったのであれば、それが正しいということになってしまいます。
どの年齢だとしても、それがあなたにとっての若い時代であれば、若気の至りなのです。
ただし、一般的に若い年代といえばやはり20代までですので、30代の失敗を若気の至りと言ってしまうと、それを聞いた人は「若いか?」と疑問に感じてしまうでしょう。そのため、注意も必要です。
一般的に言われる若気の至りの定義
若気の至りの年齢に定義はありませんが、一般的に「このくらいの年齢まで」とされる境界線はあります。では、その境界線とは何歳のことなのでしょう。
1.学生時代
若気の至りとされる年齢として、多くの人が考えるのは学生時代です。高卒であれば18歳、大卒であれば22歳ということになります。
やはり社会に出る前は、一般常識を知らないことも多いため、それが原因で失敗をしてしまうこともあるものです。
また、たくさん時間があったり、遊ぶ仲間もたくさんいたりするため、若気の至りで失敗することがありますよね。
実際に失敗をするのは学生の頃が多いため、それもあって若気の至りといえば学生の頃の話と考える人が多いのです。
2.未成年
若気の至りは、未成年の頃の話だと考える人も多いです。
日本では20歳からが成人になるという考えが浸透していますよね。そのため、学生であるかは関係なく、10代の頃の失敗こそが若気の至りだと考える人も多いのです。
確かに成人式を迎えると、これから大人の仲間入りだと意識も変わりますよね。また、法的にできることが増える年齢でもあります。
世間的にも法的にも、大人と子供の境目となるため、この年を境界線と考える人も多いのです。
3.20代
若気の至りは20代の頃の失敗だと考える人もいます。
20歳を超えていようが、20代であればまだまだ若気の至りの範囲内だという人もいるのです。
確かに20代はまだまだ未熟ですので、20代後半でも失敗してしまったり、調子に乗ってしまったりすることがありますよね。
そのため、20代の頃の失敗を「若気の至りだった」と語る人も少なくないのです。
本人の年齢によって変わる
若気の至りが何歳までなのかという考え方は、その人の年齢によって変わることがあります。
30代の人にとっての若気の至りといえば、やはり10代の頃の失敗となるでしょう。
しかし50代の人にとっては、20代の頃の失敗も若気の至りとすることがあります。そしてもっと年を重ねれば、30代、40代の失敗を若気の至りとすることもあるでしょう。
結局、若気の至りとは、今の自分から見て若かった時期の失敗ということになるため、それを言う本人が何歳なのかということで、基準となる年齢も変わってくるのです。
学生時代の失敗が多い
若気の至りは何歳までなのかということは、その人の年齢によって変わります。
しかしやはり一般的には、学生時代の失敗とされることが多いです。
そのため、若気の至りという言葉を使うときは、できるだけ学生時代の話のことを指して言うようにしたほうがいいです。