前職に戻りたいと思う人もいるでしょう。しかし自己都合で退職したことを考えれば、難しい感じがしますよね。
はたして、辞めたい会社に再入社することは可能なのでしょうか。
そこで今回は、会社を辞めた場合、前職に戻れるパターンと戻れないパターンを解説していきます。
自己都合で退職した前職に戻りたい…
自己都合で退職したけど、やっぱり前職に戻りたいと思う人もいるでしょう。
他の会社に転職した結果、前職が良く見えてきたということもありますよね。
また、なかなか次の仕事が決まらず、やっぱり前職に戻りたいと思うこともあります。
しかし、自己都合で退職しておきながら、もう一度働くというのは自分勝手な気がしますよね。
働きたいと思っても、門前払いされてしまうのではないかと不安を感じてしまいます。
はたして、自己都合で退職しておきながら、前職に戻ることは可能なのでしょうか。
自己都合でも前職に戻ることは可能だがハードルは高い
自己都合で退職したとしても、前職に戻ることは可能です。
ただし、その場合はほとんどが新規採用者という扱いになります。
前に働いていたときの給料がもらえるわけではなく、中途採用の初期の給料からまたスタートという形になります。
また、違う部署に配属されるということもあるものです。
戻れたからといって、以前と同じ待遇というわけではないので、そこは注意しておきましょう。
そして、絶対に戻れるというわけでもなく、会社から断られてしまうこともあります。
以下からは、自己都合でも前職に戻れるパターンと、戻れないパターンを紹介していきましょう。
自己都合でも前職に戻れるパターン
自己都合でも前職に戻れるパターンとしては、以下のようなものとなります。
- 人手不足で会社が人員を募集している
- 以前働いていた時の上司からの評価が悪くなかった
- 退職した理由が納得できるものだった
- 円満退社だった
これらが全てというわけでもありませんが、重要となるのはこのようなポイントです。
まず、会社が人手が欲しいと思っていなければ、どれだけ優秀でも再雇用は難しいです。
そして以前働いていたときの評価がまずまず以上であれば、それが再雇用の弊害となることはないでしょう。
退職理由が「家族の介護」「配偶者の転勤」などであれば、会社としても納得できますよね。
また、辞めるときに問題を起こすなどしていなければ、再雇用してもらえる可能性はあります。
自己都合での退職で前職に戻れないパターン
自己都合での退職で前職に戻れないパターンは、以下の通りです。
- 人員を募集していない
- 以前働いていたとき上司からの評価が悪かった
- 退職理由が自分勝手なものだった
- 人間関係に問題があった
- 条件面で折り合いがつかない
あなたがどれだけ優秀だとしても、会社が人員を募集していない場合、再雇用されることはないでしょう。
また、以前働いていたとき、上司からの評価が悪ければ、面接は受けられても落とされてしまいます。
能力面に問題があったり、会社に損害を与えたりした過去があると、再雇用は難しいです。
退職理由が自分勝手な理由だった場合、会社からすればまた同じ理由で退職されるかもしれないと考えますよね。
退職を申告せず、無断欠勤を続けて辞めたという場合、当然採用されることはないため、以前の退職理由も重要です。
以前働いていたとき、人間関係に問題があったり、それが原因で退職したりしている場合も難しいです。
同じ人が職場にいるのですから、以前と同じ状態になる可能性が高いですよね。ただし、部署を変えるなどの対応をした上で、雇用してもらえる場合もあります。
また、あなたが以前もらっていた給料と同じ給料を欲しがったり、以前と同じ部署で働きたかったりするのに対して、会社がその条件をのめないとなれば、再雇用されることはありません。
そのため、どうしても働きたいのであれば、条件を下げるということも大切です。
上司に相談しよう
前職に戻りたい場合、親しくしていた上司などがいれば、まずは相談してみると良いでしょう。
場合によっては、上司がうまく会社と話をしてくれ、良い条件で戻れるということもあります。
前職に戻れるかどうかは、働いていたときのあなたの評価次第ですので、自信がない人は諦めたほうがいいかもしれません。
