自分の意地を押し通そうとしたり、人のアドバイスを聞こうとしない意地っ張りな性格の人が少なくありません。
「意地を張る自分が大嫌い」
と思っている人もいるでしょう。
ここでは意地を張る人の性格や心理を改善するためにはどうしたらいいのか、その方法をご紹介します。
意地を張る自分が大嫌い
思わず意地を張ってしまう人はいませんか?
このような性格だと本音とは違うことを言ってしまい、そのたびに後悔してしまいますよね。
意地っ張りな性格によって、様々な失敗をしてしまうことも多いでしょう。
意地っ張りを治すためには、どのような対処をすれば良いのでしょうか。
意地っ張りな性格や心理の改善方法
ここからは意地っ張りな性格や心理の改善方法を紹介していきたいと思います。
これを参考にして、意地を張ってしまう毎日から脱却しましょう。
1.勝ち負けを考えないようにする
意地を張る人の共通点の一つが、
「なんでも人との勝ち負けを考えてしまう」
ということです。
たとえば、自分がやっていることを人から注意され、「こうしたほうがいいよ」とアドバイスされたとします。
その際、意地を張る人は、人の言うことに従ったら、
『負けた気分になる』
ことが少なくありません。
意地っ張りな人は、なんでもそのようにすぐに勝ち負けを考えることが習慣になっていて、負けることを嫌うために人の言うことに耳を傾けようとしないのです。
人生の中には、勝ち負けを競う必要があるシーンもありますが、日常的なほとんどのシーンでは、そのように勝ち負けを考える必要はありません。
勝ち負けを考えないようにすれば、意地っ張りな性格を改善することができるため、意識しておきましょう。
2.自分の気持ちに素直になる
たとえば交際している彼氏から何かアドバイスされた時、「その通りだな」と心の中で思ったとします。
しかし心とは裏腹に反抗的な態度を取り、アドバイスを拒否してしまうのが、意地っ張りな人です。
つまり、多くの場合、心の奥底から人のアドバイスを拒否しているわけではありません。
「そのとおりだな」と思っていながら、意地を通そうとして拒否してしまうわけです。
それはつまり、自分の気持ちに素直になりさえすれば、意地を通す性格を改善できるということになるでしょう。
「そのとおり」と思ったら、よけいなことは考えず、自分の気持ちをストレートに表現するようにするようにしましょう。
これが意地っ張りな性格を改善するための方法です。
3.相手の身になって考える
自己愛が強いというのも、意地を張る人に共通する特徴と言っていいでしょう。
自分のことが大好きなために、どうしてもエゴが強くなってしまうわけです。
自己愛が強いことは決して悪いことではありませんが、その弊害として、
- 視野が狭くなってしまう
- 人に対して攻撃的になる
- 自己中心的になる
- 自分が悪いことを認めない
といったことがあげられます。
こうした心理を改善するには、
『相手の身になって考える』
ということを習慣にするといいでしょう。
視野が広かることによって、自分を客観的に見ることができますから、ムリに意地を張ることもなくなります。
4.人に甘えてみる
意地っ張りな人は自分に厳しいところがあるため、自分を甘やかすことができません。
自分を甘やかすことができないため、ムリをして辛い思いをしながらも意地を押し通そうとするわけです。
たとえば、意地っ張りな女性は「彼氏に甘えたい」と思った時でも、自分を甘やかすことができないため、彼氏に甘えることをしません。
これは「甘えることは悪」という思い込みから来ている精神的な習慣と言っていいでしょう。
しかし、人に甘えることはけっして悪いことではありませんし、自分を甘やかすことでもないのです。
そのため、時には意識的に人に甘えてみることをおすすめします。
甘え上手になれれば、意地っ張りな性格が改善されるものです。
5.損得を考える
「傷つきたくない」という意識を強く持っているのが、意地を張る人の特徴です。
自分の意地を曲げて人に従ったり、自分の非を認めて人に頭を下げると、自分の評価やプライドが傷つくと考えてしまうわけです。
つまり、意地を張ることによって、自分が傷つかないようにしているわけですが、実際にはどうでしょうか。
意地を張れば張るほど、人からの評価は低下しますし、気持ちと裏腹の行動をとれば、精神的に辛い思いをするに違いありません。
つまり、意地を張る方が、素直になるよりもずっと自分にとって損なのです。
『自分にとっての損得』
を考えるようにすれば、ムリに意地を張ることがなくなるため、少しずつ改善していきましょう。
改善への道は開かれている
意地っ張りな性格を何とか改善したいと思っている人のために、おすすめの方法を紹介しました。
どれも意識を変えることで、性格を改善する方法です。
「意地を張る自分のことが大嫌い」と思った段階で、すでに改善への道は開かれています。
その前向きな気持ちがあれば、きっと自分を変えられるはずです。