仕事ができないふりをするとメリットがある?訪れる10個の幸福とは

仕事ができないふりをすると、どのようなメリットがあるのでしょうか。仕事ができないとなると、デメリットしかなさそうなものですが、そこにメリットがあり、さらにそれを狙って仕事ができないふりをするような人が本当にいるとは思えないものです。なぜ仕事ができないことが、時には良いことになるのでしょう。

仕事ができないふりをするとメリットがある?

仕事ができないふりをするとメリットがあるというのは、仕事ができる人からすれば信じられない話です。

仕事ができない人は職場でも疎まれる存在となってしまいます。仕事をお願いすることもできませんし、上司からも怒られるため、良いことなどないでしょう。出世することもできません。

しかし確実に仕事ができないふりをするメリットは存在するのです。そしてそのメリットを狙って、いつも仕事ができないふりをしている人が、あなたの周りにもいるかもしれません。

仕事ができないふりをするメリット

仕事ができないふりをすることにはどのようなメリットがあるのでしょうか。実は仕事ができないふりをすることで得られるメリットは、かなりたくさんあります。これを知り、何のために仕事ができないふりをするのか理解していきましょう。

1.振り分けられる仕事量が少ない

仕事ができないふりをするメリットとしては「振り分けられる仕事量が少ない」というものがあります。

誰でも、頼んだ仕事はスムーズに終わらせて欲しいと思うものです。だからこそ仕事ができない相手には多くの仕事を振り分けませんよね。

そこをうまく利用して「仕事ができないふり」をするのです。要領が良いともいえますが、迷惑な存在でもあります。

2.誰かのフォローをしなくても良い

仕事ができないふりをすれば、誰かのフォロをーしなくても済むというメリットも生み出します。

仕事ができる人というのは自分の仕事が早く終わってしまった場合、誰かのフォローに回されてしまうことがあるものです。

「あの人は仕事が出来るから困ったら頼れば良い」と周りで評判になってしまい、その結果、いろんな人から頼られてしまうということもあります。

そのため、誰かのフォローをしたくない、人に頼られたくないという人にとっては、仕事ができないふりは役に立つということです。

3.難しい仕事をしなくて良い

難しい仕事をしなくて良いというのも、仕事ができないふりをするメリットです。

明らかに仕事ができない人だと分かっているのに、わざわざ難しい仕事をやってもらおうと考える人は、まずいないでしょう。仮に依頼するとしても、仕事ができる人をサポートにつけるはずです。

難しい仕事がなく、簡単な仕事のほうが多いとすれば、体も心もかなり楽に過ごせるに違いありません。精神的に追い詰められることもなく働けるため、大きなメリットとなるのです。

4.管理職にならなくて済む

どんな会社であっても「仕事ができないひと」を管理職にしようとは思わないものです。家族経営ならともかく、普通の企業なら仕事ができるひとが管理職に選ばれます。

仕事ができないふりをするメリットとして挙げられるのが、この「管理職にならなくて済む」というものです。

管理職になれば待遇面でのメリットはあるでしょう。しかし、大変さが増すことは言うまでもありません。

管理職にならずに働きたいと考えているなら、適度に手を抜いて、仕事ができないふりをするというのもアリでしょう。

5.残業をしてお金をたくさん稼げる

仕事ができないふりをするメリットとしては「残業をしてお金をたくさん稼げる」というものもあります。

これは、のんびりと遅く仕事をすることで、残業をしなければならなくなるため、その残業代分、多くお給料をもらうことができるということです。

6.成果を出すと他の人よりも褒められる

仕事ができないふりをすると、周りからの期待も当然少なくなります。このような仕事はこの人には難しいだろう、無理してやらせてミスされてもその後の対処に困る、と職場の人は日ごろから諦める傾向にあります。

そういう状態で仕事で成果を出すと、期待していなかった分、周囲の驚きは大きくなるでしょう。

実力が無いと思われているわけですから、成果を出せたのは他の人が仕事をこなした時よりも何倍もの努力をしたと思ってくれるわけです。そのため、仕事ができないふりをした場合、褒められる機会も増えることになります。

7.出世競争に巻き込まれない

仕事ができないふりをするメリットのひとつに「出世競争に巻き込まれない」というものがあります。仕事ができる人は、どうしても将来的には出世競争に巻き込まれることになります。

しかし出世したからといってメリットがある会社ばかりではないのは言うまでもありません。

肩書きだけよくなったけれど仕事が増えて給料が下がる、というケースだってあります。それならば出世をしないように仕事ができないふりをすることが、大きなメリットとなるのです。

8.失敗しても仕方がないと許される

仕事ができないふりをするメリットとして、「失敗しても仕方がないと許される」というものがあります。本来なら、仕事はなるべく失敗をしないようにするものです。

しかし、仕事ができない人に頼んでしまった場合、「あの人なら失敗しても仕方ない」と周囲は思うことでしょう。

実際に失敗しても、仕事ができる人よりも怒られなくなるため、大きなメリットとなります。

9.自分で判断しなくて良い

自分で判断しなくて良いのも、仕事ができないふりをするメリットの1つです。仕事ができる人は周囲からさまざまな判断を求められます。

臨機応変な対応が求められる職場の場合、特に「うまく判断できるか」というのは重要なことです。しかし、仕事ができない人の場合、間違った判断をしてしまうかもしれない、と周囲は考えます。

そこで責任が伴う判断は、周囲がやってくれるようになるのです。大きな責任を負わずに済むのは、メリットだといえるでしょう。

10.精神的に安定する

仕事ができないふりをするメリットとして、精神的に安定することがあげられます。

仕事が普通にできてしまうと周りからのプレッシャーだったり、あるいは仕事を任せられたりといいことばかりではありません。それで精神的に病んでしまえば元も子もないでしょう。

仕事ができないふりをすれば、忙しくなることもありませんし、プレッシャーがある仕事も任せられません。結果的に精神的負担が減るため、安定した精神状態を保つことができるのです。

仕事ができないふりをするデメリット

仕事ができないふりをすると、もちろんメリットだけでなく、デメリットも発生することになります。そのほとんどは想像がつくものですが、一つ一つ解説していきましょう。

1.人間関係が悪くなる

仕事ができないふりをするデメリットは、人間関係が悪くなるということです。仕事でミスをした上で、周りよりも楽をしていれば、周りにいる人はイライラしてしまいます。

あの人は頭が悪いと陰口を言われることになるでしょう。最悪の場合、社内イジメのような状態になってしまうこともあるため、転職せざるを得なくなることもあります。

2.評価されない

評価されないというのも、仕事ができないふりをするデメリットのひとつです。

仕事ができない人間を上司が評価するはずがありません。人間関係も悪ければ、さらに評価は悪くなってしまいます。評価されなければ、当然、給与や賞与にも期待はできないでしょう。

また、異動や転勤、リストラの対象となることもあるため、大きなデメリットとなってしまいます。

3.やりがいを感じない

やりがいを感じないというのも、仕事ができないふりをする大きなデメリットとなります。

仕事はやりがいを感じられれば楽しくなるものです。ところが仕事ができないふりをしていると、仕事が楽しくないと感じてしまいます。

楽しく感じられなければ、仕事をしている時間が地獄です。時間も長く感じてしまうため、辛い仕事をさらに辛く感じてしまいます。

4.仕事ができないふりをしていることがバレることもある

仕事ができないふりをするデメリットの中でも、最も厄介なのが「仕事ができないふりをしていることがバレる」ということです。

単に仕事ができないのであれば、周囲も多少は暖かく見守ってくれるはずです。しかし、それが「フリ」だと知られてしまったら、周囲からの信頼は失われます。ずるい、と感じる人もいることでしょう。

二度と仕事ができないふりをできなくなりますし、本当にミスをしたとしても「わざとミスをした」と思われてしまうため、かなり仕事がやりにくくなってしまいます。