親がヘリコプターペアレントであることで子供に出る影響

親がヘリコプターペアレントだと、子供の人格形成にどのような影響を与えるのでしょうか。ヘリコプターペアレントの親はしっかり読んでおいてください。

1.自分の意志で行動できなくなる

ヘリコプターペアレントのもとで育った子どもは、自分の意志で行動できなくなります。何をするにも親が干渉してくることで、自立が妨げられるからです。

子どもが新しく何かに取り組む時や、決断を迫られた時など、本来は子どもの意志を尊重してあげるべき場面でも、ヘリコプターペアレントは口を出してしまいます。親が子の行動を操作する形となり、結果的にただ親に操られているだけでなく、自分の意志がなくなって他人任せの思考が子供に生まれてしまうのです。

2.コミュニケーション能力が低くなる

親がヘリコプターペアレントだと、コミュニケーション能力が低くなってしまいます。ヘリコプターペアレントは、子どもの言いたいことを全部先回りして言ってしまいます。

子どもは自分でコミュニケーションをとる必要がなくなるので、自然と何も主張しなくなるでしょう。その結果、子どものコミュニケーション能力が低くなってしまうのです。

3.引きこもりになってしまう

ヘリコプターペアレントの親が原因で子供が引きこもりになってしまうこともあります。親から常に監視されていると、子供の精神は病んでいきます。完璧な子供であるべきだと親は思っていますが、子供ですのでうまく行かないこともあるものです。

そのようにして親に失望されたり、完璧でないことを怒られ続けたりすれば、全てを拒否したくなってしまうでしょう。引きこもりになってしまったり、グレてしまったりする可能性があるため注意しておきましょう。

子供が大人になったときヘリコプターペアレントはどうなる?

子供が幼いときにヘリコプターペアレントの親は過干渉になってしまうものですが、子供が大人へと成長したら、どのようになってしまうのでしょうか。

1.変わらない

ヘリコプターペアレントは子供が大人になっても、変わらないことが多いです。子どもの側からヘリコプターペアレントにアクションを起こす、もしくはヘリコプターペアレントと距離を置かない限り、変わらないのです。

相変わらず過干渉してきますし、恋人のことや会社のことに口を出してきます。ひどいときは結婚相手を親が決めたり、仕事場に親がクレームを出したりするため注意しておきましょう。

2.存在意義を無くし精神的に病む

子供が大人になったときヘリコプターペアレントは、自分の存在意義を無くし精神的に病む可能性があります。なぜなら、今まで子供に全ての時間を割いて生きてきた為、わが子が大人になり自分の下から独立していなくなってしまうと、急にやることが無くなり、自分の存在意義が分からなくなってしまうからです。

このようなことにならないためにも、自分がヘリコプターペアレントだと自覚がある人は、わが子が大人になる前に、子への精神的依存を徐々に減らしていく必要があります。

3.孫に対して過干渉になる

子どもが大人になったときヘリコプターペアレントは、孫に対して過干渉になることがあります。あなたにしてきたことと同じことを、孫にもするのです。

ヘリコプターペアレントは過干渉になることで、自分が関与すれば孫を守れると思いこんでいます。あなたがヘリコプターペアレントから距離を取らない限りそれは続くため、注意しておきましょう。

ヘリコプターペアレントは親のエゴでしかない

ヘリコプターペアレントについて解説してきましたが、過干渉な行動は親のエゴでしかありません。子供のことを考えれば、今すぐにでもヘリコプターペアレントを克服するべきでしょう。子供を縛り付けるのではなく、子供の尊厳を守ることを意識して、親子が幸せになれる道を探ってください。