一人っ子にしても後悔なしと思う理由とは何なのでしょうか。
結婚して子どもの数を考えた時、
「やっぱり子どもは複数のほうがいいのかな」
と迷うこともあるでしょう。
ここでは、一人っ子にしても後悔なしなのはどうしてなのか、その理由を紹介します。
教育にお金をかけられる
子どもの数が多くなればなるほど、子育てや教育にお金がかかることは言うまでもありません。
子どもの数が増えれば、それだけ家計の負担が重くなりますから、それなりの収入も必要になりますし、一人一人の子どもにかけられるお金も限定されるわけです。
特に大きいのが、教育費。
ふだんの生活費をある程度、節約しても、それほど子どもの成長に大きな影響は出ませんが、教育費の場合は、子どもの成長に極めて大きな影響を与えます。
そのため、教育にお金をかけられるため、親の望む教育をさせることができるというのが、一人っ子にしても後悔なしの理由なのです。
しつけがきちんとできる
よく「一人っ子はわがままになる」と言われますが、決してそんなことはありません。
それは、親が甘やかして育てたためにわがままになっただけのことで、一人っ子であろうが兄弟が多かろうが、子どもの数は関係ないと考えていいでしょう。
親がきちんをと子どもをしつけさえすれば、わがままになったり、人に迷惑をかけるような人間には育ちません。
そして、きちんとしつけをするためには、子どもの数が少ない方がいいのです。
数が多くなればなるほど、どうしても全員に目が行き届きにくくなるものです。
その点、一人っ子であればその一人に全力を投入してしつけをすることができるため、社会に出ても恥ずかしくない人間に育てることができます。
愛情を充分に注げる
愛情を充分に注げるというのも、子どもを一人だけにするメリットであり、一人っ子でも後悔なしの大きな理由と言っていいでしょう。
親にとって子どもは宝、子どもがかわいくない親はいません。
しかし、子ども数が多くなると、どうしてもすべての子どもに同じだけの愛情を注ぐということがむずかしくなります。
一人目の子どもには充分な愛情を注いだものの、二人目、三人目に対しては、若干愛情の注ぎ方が薄れるというケースもめずらしくありません。
それを敏感に感じ取った子どもが、悲しい思いをするというケースもありえます。
一人っ子の場合は、まちがいなく100%の愛情をその子一人に注ぐことができるのです。
一人っ子でもさみしくない
「一人っ子だと、本人がさみしい思いをするのではないか」
と考える人も少なくないでしょう。
たしかに、はた目から見ていると、兄弟の多い方がにぎやかに育ちますから、それと比べると一人っ子はさみそうに見えるかもしれません。
しかし、実際にはそんなことはないのです。
一人っ子は生まれてからずっと一人っ子で育つわけですから、本人にとってはそれは当たり前の環境と考えていいでしょう。
当たり前のことなのですから、特に「さみしい」と感じるはずもありません。
多くの兄弟で育った人が、一人になった時に初めて「さみしい」と感じるのです。
一人っ子だからといってさみしいということはないこと、これも一人っ子でも後悔なしの理由ということができるでしょう。
一人っ子にとってのメリット
一人っ子の場合、子どもにとっても、さまざまなメリットがあります。
主なものを上げると、
- 早くから個室がもらえる
- 親の愛を独占できる
- 一人でいることが苦にならなくなる
- 希望がかなえられやすい
- おもちゃの取り合いや遺産相続などで兄弟姉妹でもめることがない
といったものがあります。
これだけのメリットがあるために、実際に一人っ子を育てた親は「後悔なし」と思うわけです。
親子それぞれに大きなメリット
一人っ子でも後悔なしなのはどうしてか、その理由を紹介してきました。
上記のように、一人っ子には親にとっても、子ども自身にとっても、さまざまなメリットがあります。
「一人っ子はわがまま」とか「一人っ子だとさみしい」というイメージは、イメージにしか過ぎません。
先入観にとらわれず、一人っ子のメリットに注目して見てはいかがでしょうか。