一度教えられたことなのに、できなくて上司や先輩から怒られてしまったという人もいるでしょう。
世の中には一度教えられただけでも、すぐにできてしまう人もいますよね。
では、一度教えられたことを一回でできる人とできない人の差とは何なのでしょうか。
一回教えられたけどできなくて怒られる
一回先輩や上司から教えられたけど、それだけで全部を覚えられるという人は少ないですよね。
何度か先輩に確認したり、覚えているけど不安になって念のために確認したりする人がほとんどです。
しかしそうすると、「一回教えたよね?」と怒られてしまうこともあります。
正直、一回教えたからといってそのように怒り出す先輩や上司は、相手を委縮させ、ミスを誘発させるような人ですので、仕事がデキる人とは言えません。
しかしそれでも、一度教えられればすぐにできる人も世の中には存在するため、どうすればそのような人になれるのか気になりますよね。
では、一度教えられたことを一回でできる人とできない人の差とは何なのでしょうか。
一度教えられたことを一回でできる人とできない人の差とは?
一度教えられたことを一回でできる人とできない人には、大きく分けて3つの違いがあります。では、どのような差があるのでしょうか。
1.イメージしながら聞いているか
一度教えられたことを一回でできる人とできない人の差としては、イメージしながら聞いているかという違いがあります。
先輩や上司から仕事を教えられているとき、ただ言葉だけを聞いていても覚えられないですよね。
会話の内容を全て覚えるのは、誰でも無理です。
しかし教えられているとき、それを自分がやる姿をイメージしながら聞いておくと、かなり覚えやすくなります。
言葉ではなく、行動を覚えることになるため、これにより一度聞いただけですぐにできるようになるのです。
このようにして、一度教えられたことを一回でできる人とできない人とでは、聞く姿勢に違いがあります。
このことを意識しておくだけで、だいぶ結果が変わるはずですので、実践してみてください。
2.経験があるかどうか
経験があるかどうかも、一度教えられたことを一回でできる人とできない人の差です。
教えられた仕事がまったく経験のないことであれば、やはり覚えるのに苦労するものです。
しかし一度同じことを経験していたり、似たことをやった経験があったりすれば、その経験に紐づけて記憶することができるため、すぐに覚えられます。
そのため、転職経験が多い人や、年齢が高い人は一度教えられたことはすぐにできる傾向があります。
まったく同じことを経験していなくても、似たことを経験していればできるということも多いため、趣味が多い人や好奇心が旺盛で何でもやってみたくなるタイプの人であれば、教えられたことをすぐにできるようになることも多いです。
そのため、普段から様々なことを経験しておくことが大切なこととなります。
3.小さなことにこだわるかどうか
小さなことにこだわるかどうかというのも、一度教えられたことを一回でできる人とできない人の差です。
仕事を教えられているときに、「でもこうなったらどうなるんだろう」と、別のことが気になってしまう人もいますよね。
そのようにして疑問を覚えた結果、説明をしっかり聞いておらず、再度先輩に確認することになってしまいます。
このようにして、頭が良いことによって別のことが気になって、一度では覚えられないという人もいます。
このタイプの人は、一度教えられたことを一回ではできないかもしれませんが、細かいことに気づくことができるため仕事はできる人です。
逆に言えば、一度教えられたことを一回でできても、仕事はできないという人もいるため、必ずしもそれが優秀であるかどうかを決めるものでもないのです。
優秀かどうかはまた別の話
一度教えられたことを一回でできる人とできない人には差がありますが、その差があるからといって必ずしも仕事ができない人になるわけでもありません。
むしろ一度しか教えられてないのに、何の不安もなく一人で勝手に仕事をやってしまう人は、勘違いしたまま仕事を進めてしまうこともあります。
それが大きな損害を引き起こしてしまうこともあるため、何度も確認してくる人のほうが使える人になることも多いです。