女の子の名前で、「凛」という名前をよく耳にしたり、子供に「凛」という名前をつけようと思っている人もいるでしょう。
しかし「凛」を名前にするのは、良くないという話があります。
ではなぜ、「凛」を名前にしてはいけないと言われるのでしょうか。
「凛」を名前にしてはいけないと言われる理由3つ
「凛」を名前にしてはいけないと言われるのは、なぜなのでしょう。ここからはその理由を紹介していきます。
1.氷という意味がある
「凛」を名前にしてはいけないと言われる理由としては、氷という意味があるからです。
「凛」のヘンである「にすい」は、氷を表し、「寒さが厳しい様子」を意味します。
「凛」を名前にすると、冷たい人、心が冷たい子供という意味になってしまうため、名前につけるべきではないという話があるのです。
しかし「凛」という漢字には、「冷たい」→「引き締まる」という意味もあります。
そのため、キリっと引き締まった強い子という意味にもなります。
芯の強さと知性を兼ね備えた、素敵な女性になって欲しいという意味で、「凛」という名前をつける人もいるため、氷という意味があることはそこまで大きな問題ではありません。
2.厳しいという意味がある
「凛」という名前には、厳しいという意味もあります。
厳しいというのは、マイナスな言葉として使われることが多いですよね。
人に厳しくしてしまうような子供、厳しい人生を送ることになるなどと懸念する人がいるため、名前にしてはいけないと言われるのです。
しかし、自分に厳しくできる、努力家な子供という意味にも捉えることができますよね。
マイナスな部分だけを見れば、どんな名前でもマイナスに捉えられるものです。
そのため、この理由も「凛」という名前をつけてはいけないと言われるほど、大きな理由ではありません。
「凛々しい」という言葉があるように、多くの人から尊敬されるような素敵な女性になりますようにという願いのこもった名前ですので、「凛」という名前を子供につけるのも良いでしょう。
3.「凛」ではなく「凜」にする場合は面倒なことも…
「凛」に似た漢字で、「凜」という漢字もありますよね。
名前をつけるとき、「凜」という漢字を使う人もいますが、これを使うとデメリットを被ることになることがあります。
そもそも、「凜」という漢字は旧字です。
パソコンやスマホで「りん」を変換すると、「凛」のほうが優先されて表示されるため、「凜」に変換するのがなかなか面倒なところがあります。
また、似ている漢字ですので、人に間違えられてしまうことも多いです。
場合によっては、銀行や役所、職場の手続きなどで、間違った漢字が登録されてしまうこともあるでしょう。
間違えられやすい漢字ですので、旧字の「凜」よりは、「凛」を使ったほうがいいかもしれませんね。
「凛」を名前にしても何の問題もない!
「凛」を名前にしてはいけない理由を紹介してきましたが、マイナスな意味があるから、名前にしてはいけないと言われていることがわかりました。
しかしプラスの意味に捉えることもできるため、「凛」を名前にしても何の問題もありません。
実際に「凛」という名前の女の子はたくさんいます。
どうしても気になるのであれば「真凛」「凛香」「凛々花」など、別の漢字を組み合わせて、似た名前にするという手段もあるでしょう。
とはいえ、「凛」と旧字の「凜」は、間違えられやすいため、少しは気を使ったほうがいいかもしれませんね。
画数も同じで、意味合い的にもほぼ同じですので、特別なこだわりがない場合は使いやすいほうを使ったほうがいいかもしれませんよ。
たいした理由はない
「凛」を名前にしてはいけないと言われる理由を紹介してきましたが、実際にはそこまでたいした理由はありませんでした。
「凛」を名前にしても何も問題ありませんし、言葉の響き的にも可愛い名前ですよね。
両親であるあなたがどのような思いを込めるかというところが、一番大切なところですので、それほど気にしないようにしましょう。