蛙化現象が起きる9つの原因

蛙化現象はそもそもなぜ起きてしまうのでしょうか。誰にも蛙化現象が起きるわけではなく、一部の人にしか蛙化現象は起きないものです。それを考えれば、何かしらの原因があるのではないかと考えられます。いったい何が原因で蛙化現象が起きるのか探っていきましょう。

1.自分自身のことが嫌い

自分のことが嫌いな人は、蛙化現象が起きやすいです。人間は「自分の考えていることは他の人も同じように考えているはずだ」という思い込みが誰でも大なり小なりあります。自分のことが嫌いな人は、他人も自分のことが嫌いなはずだと無意識的に思っているのです。そのため、自分が嫌いな人は他人から好意を寄せられても「私なんかが愛されるはずがない」と感じます。

「愛されるはずがないのに好意を寄せられるのはなぜか?」「何かウラがあるのではないか」「その人は見る目が無いのではないか」「その人の考え方がおかしいのではないか」というような解釈に陥ってしまい、せっかく自分のことを好きになってくれた人のことが悪く見えてしまうのです。

2.女として見られることが気持ち悪く感じる

蛙化現象の原因として女として見られることが気持ち悪く感じるということが考えられます。相手に好意が発生することで、それまでは男女の友達だった関係が変わってしまうでしょう。その変化を気持ち悪く感じてしまうのです。

3.彼女になったことで男性の態度が変わるから

蛙化現象が起きるきっかけとしてよくあるのが、恋人になったことで相手の態度が変化したことが原因となるパターンです。例えば、彼女になったとたんに馴れ馴れしく体に触れてきたり、名前を呼び捨てにされたりしたことが原因で、自分でも意識せず蛙化現象が起きてしまうのです。

また、相手がいきなり女性としての扱いをしてきたり、「恋人なんだから一緒にいなければばならない」というような考え方を押し付けてきたりすると、付き合ってから急激に気持ちが変わってしまいます。案外これは、多くの女性が経験していることです。

4.お付き合いすることが最終目標になっている

蛙化現象を頻繁に起こしてしまう人の中には、片想いからお付き合いするまでの過程を純粋に楽しみたいという人もいます。この人の目的はどうやって意中の相手とお付き合いを始めるかということです。

そのため、お付き合いがスタートした途端、相手に興味を失ってしまったり、嫌悪感を抱いてしまうのは、この目標設定が原因です。そこがゴールになっているため、達成してしまうと急に相手への興味も無くなってしまうのです。

5.ハードルを上げ過ぎてしまう

蛙化現象を起こす原因として、異性に幻想を抱いているという可能性もあります。特に異性の兄弟や友達が身近にいなかった場合に起こりやすいのですが、理想の異性に対するハードルが上がりすぎているのです。そのため、このタイプの人は異性のマイナス面を一度でも見てしまうと、途端に相手に嫌悪感を抱くようになってしまいます。

自分に相応しい相手はもっと素晴らしくパーフェクトな異性であると思い込んでしまっているからです。年齢を重ねれば重ねるほど、異性に対して妥協することも出来なくなり、お付き合いに至るのも難しくなっていきます。

6.相手のことをよく知らなかった

蛙化現象を起こす原因として、単に相手に対するリサーチが不足していたという場合も考えられます。蛙化現象を起こす方は、異性に対しての思い込みが強く、突っ走ってしまう場合があります。そのため、異性の一面だけを見て一目惚れに近い恋をしてしまうことがあるのです。

外見や営業スマイルに惑わされて、相手を好きになってしまっていては、深く内面を知ったときに幻滅してしまうのも無理のないことかもしれません。お付き合いを長く続けるためには、相手のことを深く知りお互いに理解することが必要になるからです。

7.恋に恋をしているから

「恋に恋する」タイプの人も、蛙化現象に陥りやすいタイプの人です。こういったタイプの人は、思い人を振り向かせる努力を楽しんだり、恋に悩むことを刺激として楽しんでいます。いわばゴールに至るまでの「プロセス」が目的になっています。そのため「恋愛が成就する=ゴールにたどり着いてしまう」ということになり、楽しみが終わってしまうのです。

8.恋愛のトラウマがある

何らかのトラウマが原因で、蛙化現象が起きてしまうこともあります。例えば、浮気をされたり、酷い振られ方をしたために、恋愛面での自信を喪失している場合などです。このような人は相手に好意を寄せられると、「みんなが嫌うはずの自分を好きになるあの人はおかしな人」と考えてしまいます。

また逆に、今まで素敵な恋愛に縁がなかった分、恋愛に対して過剰な憧れを抱いているという場合もあります。人間の心はデリケートなものですので、様々な出来事が心に影響を与え、蛙化現象を発生させていることがあるのです。

9.そもそも好きではなかった

好意を持っていたと思っていた相手のことを、そもそも好きではなかったという可能性もあります。これは自分でも相手のことを好きだと勘違いしていたということです。弱っているときに優しくされたり、意外な一面を発見したりすることによって、瞬間的に好きになることがありますが、それを完全な愛情だと勘違いしてしまう人もいます。

それが相手に好意を抱かれたタイミングで偽物であったと気付き、蛙化現象が起きてしまうというわけです。