自分を客観的に見すぎることで、どんどん感情がわかなくなってしまったという人もいるでしょう。
実際に自分を客観的に見すぎると無感情になってしまうことがあります。
そこで今回は、自分を客観的に見すぎるデメリットやそうなる原因、解決法などについて解説していきます。
もくじ
自分を客観的に見すぎて無感情になった…
自分を客観的に見れることは、良いことだと一般的にはされていますよね。
自分を客観的に見ることで、正しい判断ができるようになったり、冷静になれたりするため、ある意味では大人に必要な能力となります。
しかしあまりにも客観的に物事を見すぎてしまうと、その弊害があらわれることもあります。
客観的に見ることの癖がついた結果、無感情になってしまったという人もいるのです。
様々な物事に対する喜びや悲しみなどを、感じにくくなってしまい、生きている実感を得られないと感じる人もいます。
このようなことになってしまえば、本末転倒ですよね。
しかし客観的に物事を見る能力は、なくてはならないものです。
ではいったいどうすればいいのでしょうか。
自分を客観的に見すぎると無感情になる理由・原因
自分を客観的に見すぎると無感情になるのは、自分が自分ではなくなるからです。
そもそも物事を客観的に見るというのは、自分の視点から物事を見ないということですよね。
その場にいる第三者になりきり、物事を冷静に見るということになります。
これにより確かに物事を感情任せではなく、論理的に正しく判断できるようになりますが、そこに自分の感情はありません。
それが仕事のときだけであれば良いのですが、恋愛や家族、友人と一緒にいるときにも客観的に物事を見てしまうと、そこに自分が当事者として存在していない状態になります。
そのため、目の前で起こることを人ごとに感じてしまい、無感情になってしまうのです。
自分を客観的に見すぎることの他のデメリット
自分を客観的に見すぎることのデメリットは、無感情になってしまうだけではありません。以下のようなことが起こることもあります。
- 他人のことはわかるが自分のことがよくわからなくなる
- 物事を客観的に見れない人を嫌いになる
- 自分自身の欲がなくなる
- 様々な人の考えがわかり過ぎて物事を決断できなくなる
このようにして、自分を客観的に見すぎてしまうと、様々なデメリットが発生してしまいます。
しかしもちろん、物事を正しく判断できたり、感情のまま動いて失敗してしまうことがなくなったりなど、メリットもたくさんあります。
そのため、客観的に物事を見るべきかどうかというのは、意見が分かれるところです。
自分を客観的に見すぎてしまう人の対処法・解決法
自分を客観的に見すぎてしまう人は、その問題にどう対処していけばいいのでしょうか。以下がその対処法となります。
- 客観的に見ている自分を客観的に見る
- 昔感じていた自分の感情を思い出す
- 恋愛する
- 嫌な人と一緒に過ごす
様々な対処法がありますが、自分を客観的に見ている自分を客観的に見れば、無感情でつまらなそうにしている自分を見ることになりますよね。
それを客観的に見ると、偉そうに見えたり、つまらなそうに見えたりして、それを問題だと認識することができます。それにより、自分を変えようという意識を持てるのです。
また、昔感じていた自分の感情を思い出すというのも良い方法です。
子供の頃は客観的に自分を見ることはできなかったはずで、その頃には様々な感情を持っていましたよね。
そのときの自分を思い出せば、自分がどんなときにどんなことを感じる人間なのか、知ることができます。
それにより、自分の心の中にある、細かな感情の動きを察知できるようになるため、それを増幅させることを意識することで無感情な状態から脱せられるのです。
他にも、感情的になりやすいことを体験するというのも良い方法です。
恋愛はその代表ですし、嫌な人間と一緒にいれば、イライラしたり、ムカついたりしますよね。
けっして楽しいことではありませんが、自分の感情を再燃させるキッカケとなることがあるため、周囲に嫌いな人がいる人は試してみると良いでしょう。
客観的になり過ぎないように
自分を客観的に見すぎてしまい、無感情になってしまうこともありますが、客観的に見ることは悪いことではありません。
しかし客観的に見すぎてしまうと、様々なデメリットが出てきてしまいます。
そのため、客観的になり過ぎないように、うまく調整するようにしましょう。