日本においては、苦労してこなかった人はなぜか批判されてしまいますよね。
若い頃苦労しなかった人というだけで、なぜ非難されてしまうのでしょうか。
そこで今回は、苦労してこなかった人が批判されてしまう理由について解説していきます。
もくじ
若い頃苦労しなかった人はなぜ批判されるの?
若い頃苦労しなかった人は、なぜか批判されてしまいます。
「もっと苦労するべきだ」「いつか苦労することになる」「これだから苦労しないやつは」と散々なことを言われてしまうものです。
ことわざに「若い時の苦労は買ってでもせよ」という言葉がありますが、だからといって苦労してないことを批判されるいわれはないですよね。
そもそも、苦労したい人など誰もしたくないのですから、それをうまく回避できたのであればラッキーなことでしかありません。
苦労したことで成長し、何かで成功することはあるでしょう。
しかしそれは結局、成功を勝ち取るために苦労が必要だという話であり、すでに成功を勝ち取っているのであれば苦労は必要ありません。
では、なぜ苦労してこなかった人は批判されてしまうのでしょうか。
苦労してこなかった人を批判する人の心理とは
苦労してこなかった人が批判されてしまうのは、嫉妬でしかありません。
実際に苦労して何かを勝ち得た人からすると、苦労せずに成功した人が羨ましくて仕方ありません。
そして見下されている感覚を持ってしまいます。
自分の中で「苦労したからこそ成功できた」という考えがあるため、苦労せずに成功した人がいると、自分がした苦労を正当化することができなくなってしまいますよね。
まるで自分の苦労が、無駄なことだったと言われているような気分になるのです。
そのため、苦労は必要なものとしたい勢力が一定数存在し、だからこそ批判されてしまいます。
そういう意味で言えば、苦労せずに成功した人は、苦労したフリをする必要があるのかもしれませんね。
実際に苦労してこなかった人は弱い部分もある
苦労せずに成功した人を批判する人を擁護するわけではありませんが、実際に苦労してこなかった人は弱い部分もあります。
これまで苦労してきた人は、様々な困難があらわれたとき、どう立ち向かっていくべきか考え、それを乗り越えてきた人たちですよね。
そのため、困難を乗り越える経験値があります。
しかし苦労してこなった人は、困難が訪れたとき、それが初めての経験になります。
そのため、それを乗り越えられず、つぶれてしまうことが多いのです。
もちろん、困難など訪れずに、これまで通り順調に人生を歩んでいければ困ることはないでしょう。
しかし長い人生、何が起こるかわからないため、いざというときにそのような弱点が露呈してしまうこともあるのです。
若い頃苦労しなかった人の特有の悩み
若い頃苦労しなかった人には、その人にしかない特有の悩みもあります。
それは、苦労してこなかったこと自体に、コンプレックスをもってしまうということです。
これまで苦労してそれを乗り越えてきた人たちには、その人たちにしかない経験や強さがあります。
苦労してこなかった人は、その人たちと同じような成功を手にしてはいますが、どこかでその強さや過去の苦労に対する憧れがあるのです。
苦労した経験を話す人は、どこか楽しそうですよね。
なかには、今になって考えれば、苦労していた時期が一番楽しかったという人もいます。
そのため、苦労していない人はそのような人生の楽しみを一つ失ったということでもあるため、「苦労してみたかった」と、それこそ批判されるようなことを思ってしまうこともあるのです。
批判されるいわれはない
苦労してこなかった人は批判されがちですが、そのような批判をされるいわれはありません。
苦労する必要がなかったのであれば、それが一番良いことでしょう。
しかしいざというときに困ってしまうこともあるため、強さを身に着けたい人は、あえて自分から苦労する道に飛び込んでみるというのも悪いことではありません。