無責任な人が職場や同僚、友達の中にいるという人もいるでしょう。
このような人を見ていると、どんな育ち方をしたのか、そのような性格になった原因を知りたくなります。
そこで今回は、無責任な人の育ち方を解説していきます。
無責任な人の育ち方4つ
無責任な人は、特殊な環境で育った結果、そのような性格になっていることが多いです。では、どのような育ち方をしたのでしょうか。
1.甘やかされた環境で育った
無責任な人の中に、甘やかされた環境で育った人がいます。
このタイプの人は、欲しいものは何でも与えられてきたため、責任感を持つ必要がありません。
多くのお小遣いから、最新のおもちゃまで、何でも与えられるため、欲しいものは自分の力で稼ぐことなく与えられてきたのです。
このような甘やかされ方をされると、何かを得るために努力することの意味を理解せず、与えられることに慣れてしまいます。
そのため、無責任な態度を取るようになるのです。
2.常に周りの人に責任を押し付けてきた
無責任な人の育ちとしては、幼い頃から「責任は周りに押し付けるものだ」と教えられてきたという人もいます。
このタイプの人は、誰かが自分の責任を引き受けてくれることに慣れていて、自分でやる必要がないと思っていることが多いです。
これは、部屋を片付けない、宿題をしないといった行動にも表れており、代わりに誰かがやってくれることを当てにしています。
このような無責任な態度は幼少期に形成されることが多く、それを直すことは困難です。
3.親に否定され続けてプライドが高い
無責任な行動の原点として考えられるのは、親が子どものニーズや欲求を常に否定しているというものです。
このような親に育てられると、子どもは自己肯定感を得られません。
そして自分は能力がないダメな人間だと思うようになります。
自分の目標や夢を実現する力がないと思い込むと、子どもは不安を隠すために無責任な行動に走ることがあります。
このような行動が、無責任な態度に繋がるのです。
また、親が自分の行動を認めてくれないと感じることで、子どもは自分を恥ずかしいと思うようになります。
この恥ずかしさは、プライドや傲慢さとなって表れ、子どもは常に自分の価値を証明しようとします。
そして批判を拒否して、誤った自己価値を作り上げることになるのです。
このようなプライドの形は、逆境に立ち向かう手段として、しばしば無謀な行動につながることがあり、それが無責任な行動としてあらわれます。
4.相手の気持ちを理解することができない
無責任な行動の原点は、他人の気持ちを理解できないというものもあります。
このような人は他人の意見や気持ちをあからさまに無視し、他人のことよりも自分の利益を優先してしまいます。
共感性が欠如しているのです。
そしてそのような人は、自分勝手な行動や自己中心的な行動を起こします。
先のことを考えたり、自分の行動がもたらす結果を考えたりすることができないため、不注意な意思決定や無謀な行動をとってしまうことがあります。
距離を置こう
無責任な人の育ち方を紹介してきましたが、無責任な人は責任を取ることを子供の頃から必要とされなかった人が多いです。
また、自分の責任だと思いたくない人であるということもあります。
なかなかその性格が変わることはないため、できるだけ無責任な人とは距離を置くようにしましょう。