有名人が亡くなった時に、「ご冥福をお祈りします」とSNSや掲示板に書き込む人がいますよね。
それ自体は悪い行為とは言えませんが、そのような行動をうざいと感じる人もいます。
そこで今回は、「ご冥福をお祈りします」とSNSで投稿する人を「うざい」と感じてしまう理由を解説していきます。
「ご冥福をお祈りします」をうざいと感じる6つの理由
「ご冥福をお祈りします」という言葉をうざいと感じてしまうのはなぜなのでしょうか。ここからはその理由を解説していきます。
1. 嘘に思えてしまう
「ご冥福をお祈りします」というフレーズは、社会的なモラルや礼儀として定着しています。
しかし、本当にその有名人の死を悲しんでいるわけではない人がこのフレーズを使用すると、誠実でないと感じられることがあります。
その有名人を全く知らなかったり、その人の活動や業績に興味がなかったりする人の場合、本当にその死を悼んでいるわけではありませんよね。
しかしそれでも「ご冥福をお祈りします」と投稿する人がいるため、そこにある嘘の感情表現に不快感を感じてしまうのです。
2. 自己顕示欲を感じる
SNS上で「ご冥福をお祈りします」という投稿をしている人は、自分自身が偉大な行為をしていると思っているのだろうと想像されることがあります。
その有名人と直接的な関係がなく、その投稿によって何かしらのメリットを得ることはない場合でも、その投稿が多くの人に見られれば、自分自身を良い人間だと思わせることができますよね。
それが自己顕示欲を満たすことを目的とした行為に思えるため、うざいと感じてしまうのです。
3. 偽善的に見える
亡くなった有名人が生前に何らかの問題を抱えていた場合、「ご冥福をお祈りします」と投稿する人を、偽善的に感じられることがあります。
例えば、有名人がスキャンダルや犯罪行為を行っていた場合、その有名人を悼むような投稿は、その人の行為を許しているように感じられるのです。
「亡くなる前はあれほどネットで叩いていたのに…」と思ってしまうため、否定的な感情が湧いてしまうのです。
4. モラルの押し付けに感じる
「ご冥福をお祈りします」というフレーズは、社会的なモラルや規範に基づくものであるため、それを投稿しないことが不適切な行為であると感じてしまう人もいます。
このような人は、「ご冥福をお祈りします」というフレーズが自分自身の感情表現ではなく、社会的なモラルの押し付けであると感じてしまうのです。
その投稿が自分にとって意味のないものでないと思っていても、投稿せざるを得ない雰囲気を作り上げられてしまうため、うんざりすることがあります。
5. 簡単な言葉で済ませているように感じられる
「ご冥福をお祈りします」という投稿は、その有名人を悼む人たちの気持ちを代弁するものでもありますよね。
しかしその有名人に対して、多くの思い出があったり、亡くなったことで大きな悲しみを感じる人にとっては、そんな言葉だけでは済まされない多くの想いがあります。
その気持ちを「ご冥福をお祈りします」と一言で代弁されることで、自分自身の感情が簡単に片付けられてしまうような気がするため、うざいと感じてしまうのです。
6. 意味のない行動に想える
SNS上での投稿は、その内容が意味のあるものである場合もあれば、ただのSNS上での表現に過ぎない場合もあります。
そのため、有名人の死を悼むという気持ちが、SNS上での投稿だけで済まされてしまうことに対して、疑問を感じる人もいるのです。
「ご冥福をお祈りします」という投稿が、実際に何かしらの行動や取り組みにつながっていない場合、意味がないと考えてしまうのです。
よく使われる言葉
「ご冥福をお祈りします」という言葉は、有名人が亡くなると、よくSNSで見かけることになりますよね。
しかしだからこそ、「いつも同じ言葉ばかり言って…」と不快感を感じてしまう人がいるのです。
とはいえ、礼儀やマナーとして間違った表現ではないですし、実際にあまりの悲しみに他のどんな言葉を使えばいいかわからないから、「ご冥福をお祈りします」と言う人もいます。
「ご冥福をお祈りします」と言っているからといって、その有名人の死を軽んじているわけではないため、そこまで目くじらを立てる必要もないでしょう。