何でも人のせいにする人に、イライラさせられてしまうこともありますよね。
しかしなぜそのような人は、人のせいにするような性格になってしまったのでしょうか。
そこで今回は、人のせいにする人の育ち方について解説していきます。
何でも人のせいにする人は育ちが悪い?
何でも人のせいにして、全ての責任を放棄するような人っていますよね。
明らかにその人のミスなのに、自分のミスを認めず、他の人のせいにする職場の同僚。
自分が悪いのに、なぜか周囲や環境のせいにして、責任を認めない彼氏。
このような人がいます。
何でも人のせいにしていると反省をしないため、成長もしなければ、その人が変わることもありませんよね。
正直、そのような人が周囲にいたら、付き合いきれないと思ってしまいます。
しかしなぜそのような人たちは、何でも人のせいにするような人間に育ったのでしょうか。
そのような性格になった、根本的な原因はどこにあるのでしょう。
人のせいにする人の育ち方3つ
人のせいにする人は、家庭環境が特殊な場合が多いです。では、具体的にどのような育ち方をしたのでしょう。
1.親から否定され続けた
人のせいにする人の育ち方としては、親から否定され続けたというものが挙げられます。
親からいつもやることなすこと否定し続けられ、時には人格否定をされながら育ったという人もいますよね。
親からの愛情をまったく感じられず、否定ばかりされて育ったのです。
このようにして親から否定され続けると、否定されることへの強い反発心を心に宿すようになります。
いわゆる、プライドが高い人になってしまうのです。
プライドが高い人は自分の責任だったとしても、それを他人から指摘されることを許せません。
そのため、思わず反発してしまい、人のせいにしてしまうのです。
これは自分という存在を肯定するための、防衛本能と言うこともできます。
2.自分のせいにされ続けた
自分のせいにされ続けたというのも、人のせいにする人の育ちです。
何かがあったとき、いつでも自分のせいにされていたという人もいます。
「お前がやったんだろ」「お前が生まれたせいで」「お前が勉強できないから」など、常に責められ続けたのです。
また、その相手は親ではなく、教師や友達という場合もあります。
このようにして自分の責任ではないのに、自分のせいにされ続けると、大人になって同じようなことをすることがあります。
なぜなら、自分のせいにされ続けたことで、「自分は正しい」という考えを強く持ってしまうからです。
子供の頃に自分のせいにされて「自分は正しい」という考えを持つのは間違ったことではありません。
しかしそれを強く思い過ぎた結果、大人になってから自分が間違っているにも関わらず、「自分は正しい」と思い込んでしまうことがあります。
子供の頃のトラウマによって、間違いを認められない人間になってしまうのです。
3.人のせいにする親だった
人のせいにする親だったというのも、人のせいにする人の育ち方です。
親自身が自分の責任を認めず、人のせいにする人ということもあります。
周囲の人に責任を転嫁したり、環境や時代のせいにしたりするようなことを、毎日のように言うのです。
そのような親のもとで育つと、周囲の人の責任にするのが当たり前という環境で育つことになりますよね。
そのため、子供も親のように、人のせいにするような人間に育ってしまうのです。
この場合、本人にはまったく悪気がなく、自然体で責任転嫁をしていることもあります。
ただの口癖のようになっていることもあるため、指摘することで、すぐに改善されることも多いです。
自分で改善するべき
人のせいにする人の育ちについて解説してきましたが、人のせいにする人は家庭に問題がある中で育ったということが多いです。
同情の余地はあるということになりますが、大人になったらある程度は自己責任ですよね。
人のせいにする人自身が過ちに気づき、自分で改善するべきことですので、周囲にいる人があえて優しくしてあげる必要もないでしょう。