不老不死について調べると「不老不死の人間が生物学上の確率では5人いる」と出てきますよね。
この言葉を信じれば、世界には5人の不老不死が存在するということになります。
では、不老不死の人間が生物学上の確率では5人いるというのは、本当のことなのでしょうか。
もくじ
不老不死の人間が生物学上の確率では5人いるって本当?
不老不死について検索すると、「不老不死の人間が生物学上の確率では5人いる」という言葉が出てきますよね。
「不老不死が実際に存在するんだ!」と期待するかもしれませんが、実はこのような話はありません。
不老不死の人間が5人存在するわけではありませんし、不老不死の人間が5人存在するという都市伝説があるわけでもないのです。
「不老不死の人間が生物学上の確率では5人いる」という言葉がよく検索されているのは、誰かがネタでこのようなことを言い出したからでしょう。
そして「不老不死」と検索したとき、「不老不死の人間が生物学上の確率では5人いる」という言葉がサジェストキーワードとして出てくるようになり、誰もが気になってそれを検索した結果、ずっとこの言葉が検索ワードに残ることになったのです。
せめて都市伝説くらいはあって欲しかったものですが、実際にはそれすらもないという結果となりました。
しかし実は、過去に実在した人間で、「不老不死だった」と言われている人間は存在します。
生物学上の不老不死とは?
そもそも不老不死とは、どういう意味なのでしょうか。
私たちが一般的に想像する不老不死は、「若い体のまま年を取らず、永遠に生きていける」ような人間のことですよね。漫画やアニメの設定でよく登場します。
一般的に、不老不死の定義とは以下のようなものとなります。
- 老化することを取り除き半永久的に生き続けること
- 宇宙空間のような場所で生きられる生物であること
- 脳のような生命維持に欠かせない場所が損傷しても回復できること
- 脳を別の体に移植するなどして特定の精神が半永久的に存在し続けること
これは一般的な不老不死の概念ですが、生物学的な不老不死とは少し考えが違います。
生物学的な不老不死は、不老であって、不死ではありません。
つまり、外的要因によって生命活動が停止する危険性はありますが、何かしらの方法によって老化することを免れた結果、半永久的に生き続けることを言います。
不老不死だったとされた人が実際にいた!
実は過去に実在した人間で、不老不死だったのではないかとされている人間がいます。
それが「サンジェルマン伯爵」です。
彼は1700年代に音楽家として活躍していた人物です。彼は音楽だけでなく、様々な分野で深い知識を持つ人物でした。
そして実はこのサンジェルマン伯爵、様々な時代で目撃されています。
アメリカやヨーロッパ、日本など、様々な時代の様々な場所で目撃されているのです。
また、サンジェルマン伯爵は古代の出来事を、まるで自分が体験したかのように話をしていたとされています。
彼は不老不死だからこそ、様々な時代の様々な場所に現れ、大昔の出来事を実際に体験し、様々な知識を持っていたと言われているのです。
ただし、このサンジェルマン伯爵は1784年に亡くなったとされています。
「全然不老不死じゃないじゃん」と思ってしまうかもしれませんが、実はそれ以降もサンジェルマン伯爵を見たという目撃談がたびたびあります。
とはいえ、あくまでこれは都市伝説ですので、話半分で聞いておくと良いでしょう。
不老不死を実現するための研究とは?
不老不死を実現するため、世界では様々な研究がされています。
人間の寿命を決める、テロメアという細胞があるのですが、この長さによって人の寿命は変わるとされています。
そこでテロメアを伸ばす方法はないか、テロメアを伸ばすための薬などが研究開発されているのです。
また、人体冷凍保存に関する研究もあります。
人体を冷凍保存しておき、遥か未来で不老不死が実現したら、解凍して復活するというものです。
実は、メジャーリーガーのテッド・ウィリアムズは死後、実際に遺体を冷凍させ、今でも不老不死技術の完成を待っています。
そして人間の脳をデジタル化するという研究も存在します。
人間の脳をデータ化して、保存しておくという新しい形の不老不死です。
このようにして世界では、様々な不老不死の研究がなされているため、いつかその技術が完成し、世界に5人どころか、大量の不老不死が世界に誕生するかもしれません。
「不老不死の人間が生物学上の確率では5人いる」という話は存在しない
不老不死の人間が生物学上の確率では5人いるという話は、完全なデマでした。
そのような話はありませんが、世界には不老不死に関する様々な話が存在します。
今後も研究は進んでいくはずですので、いつか不老不死技術が完成するのを楽しみに待っておきましょう。