気遣いができない人に出会ったことがあるという人も多いでしょう。
普通にできるはずの気遣いができないと、なぜそんな風に育ったのか気になってしまいますよね。
そこで今回は、気遣いができない人の育ち方について解説していきます。
気遣いができない人の育ち方4つ
気遣いができない人は育ちが悪そうだと思ってしまいがちですが、本当にそうなのでしょうか。そこでここからは、気遣いができない人の育ち方について解説していきます。
1.甘やかされて育った
気遣いができない人の育ち方としては、甘やかされて育ったというパターンが挙げられます。
子供を甘やかして、まったく怒らず、注意もしないという親もいますよね。
このような育ち方をすると、子供は自分が王様のような気分になってしまいます。
自分がやりたいことは何でもやれるし、周りは自分の言うことを聞くべきだと思い込むのです。
そうなれば、相手に気を遣おうなどとは思わないでしょう。
自分自身こそが気を遣われる立場だと思うからです。
誰かに優しさを与えるのではなく、自分が優しくされて当然だと思っているため、気を遣えない大人になってしまいます。
2.親のしつけが厳しかった
逆に親のしつけが厳しかったというのも、気遣いができない人の育ち方となります。
親のしつけが厳しいと、毎日のように否定されることになりますよね。
そうなると自分という存在を肯定できず、子供は自信を持てなくなります。
自信を持てない人は、自分がダメな存在だと指摘されることを極端に嫌うものです。
自信がある人は否定されても自分で自分を認めることができますが、自信がない人はそれができません。
他人からの否定を、自分自身で中和できず、そのまま受け取ってしまい、深く傷ついてしまうため、否定を嫌うのです。
そのため、人よりも自分は上の立場の人間なのだということを示すために、背伸びするようになります。
相手を気遣うというのは、ある意味、へりくだるという行為ですよね。
見方によっては下の立場の人間が上の立場の人間に行う行為となります。
背伸びしたい人間は、そのような行為で自分を下の立場に見せたくないため、気遣いもできないのです。
3.愛されずに育った
愛されずに育ったというのも、気遣いができない人の育ち方となります。
愛されずに育つと、自分本位な人間に育つことが多いです。
愛を与えてくれる親という存在がいないことで、誰かに愛を与える方法がわからなくなってしまうからです。
小さい頃から、家族がしっかり気遣い、周囲の人間と分け合うという光景を目にしていれば、自然とそれが見につきます。
しかし、愛のない家庭ではそのような光景を見ることができません。
そのため、気遣えない大人になってしまうのです。
4.1人でいることが多かった
1人でいることが多かったというのも、気遣いができない人の育ち方となります。
コミュニケーションが苦手で友達が少なかったり、いじめを受けていて1人で過ごすことが多かったりしたという人もいるでしょう。
気遣いというのは、人とのコミュニティーの中で育まれていくものです。
最初から気遣いができる人間はいません。
様々な人と触れ合っていく中で、「こういうときにはこうするべきだ」ということを、ひとつひとつ覚えていきます。
コミュニケーションをとる機会が少ないと、そのような学びの機会も失われてしまいますよね。
そのため、気遣いができない人になってしまうのです。
考え方を変えさせよう
気遣いができない人の育ちについて紹介してきましたが、気遣いができないというよりは、気遣いをしたくないと思う性格が、幼少期に形成されていることが多いという結果になりました。
しかし見方を変えれば、彼らは気遣いをする気にさえなれば、気遣えるようになるということです。
気遣いをすることでどんなメリットがあるのか、なぜ気遣う必要があるのかということを教え、彼らの考え方を変えてあげましょう。
