ジェットコースターを怖いと感じる人と、怖くないと思う人がいますよね。
なぜ同じ人間なのに、このような違いが出るのでしょうか。
そこで今回は、ジェットコースターが怖い人と怖くない人の違いを解説していきます。
ジェットコースターが怖い人と怖くない人の4つの違いとは
ジェットコースターが怖い人と怖くない人には、経験が違うこともあれば、持っている能力に違いがあることも多いです。では、具体的に何が違うのか、紹介していきましょう。
1. 怖がる人は恐怖に対する認知的評価が高い
ジェットコースターが怖い人は、そのような体験に対して高い認知的評価を持っています。
認知的評価とは、ストレスの原因となる刺激に対しての、個人の評価のことです。
「一日中家にいろ」と言われて、ポジティブに捉える人もいれば、ネガティブに捉える人もいますよね。
そのような個人の価値観や、それぞれ何にストレスを感じるのかということを、認知的評価と言います。
恐怖に対する認知的評価が高い人は、ジェットコースターに乗ることが危険であり、身体的な損傷を招く可能性があると認識しています。
このような人は、自分たちがジェットコースターに乗っている間に起こりうる可能性のある事象や、そのリスクに対して、非常に注意していることが多いです。
恐怖に対する認知的評価が高い人は、危険な状況に適切に対処するための判断を行うことができますが、このような経験から得られるスリルを楽しむことができないのです。
2. 怖がる人は過去のトラウマが影響している場合がある
ジェットコースターが怖い人は、過去にトラウマを経験している場合があります。
例えば、ジェットコースターに乗る前に、恐怖体験や不快な体験を経験していた場合、それが彼らにとってトラウマとなって、同様の経験に対して非常に敏感に反応するようになっていることがあります。
このような場合、ジェットコースターに乗ることに恐怖を感じ、避けるようになるのです。
また、ジェットコースターに乗るのを怖がる人を見たことが原因で、恐怖を感じるようになることもあります。
世間的にジェットコースターは怖いものだと言われているから、その影響で恐怖を感じるようになったという人もいるでしょう。
さまざまな過去の体験によって、恐怖を感じるようになった人もいるのです。
3. 怖がらない人はストレス耐性が高い場合がある
ジェットコースターが怖くない人は、ストレス耐性が高い場合があります。
このような人は、ジェットコースターに乗ることがストレスを感じることであると認識していますが、そのような状況に対して、比較的良好な調整能力を持っているのです。
自分たちがストレスを感じる状況に対処するために必要なスキルを持っているため、ストレスを感じても、それをうまく処理することができます。
つまり、ストレスを感じても、それをうまく解消することができるため、ジェットコースターに乗ることを苦痛だと感じないのです。
4. 怖がらない人は自己効力感を高く持っている
ジェットコースターが怖くない人は、自己効力感を高く持っている場合があります。
自己効力感とは、目的を達成できる能力を自分が持っていると、認識することです。
簡単に言えば、「自分は絶対できる」と思い込める人のことを指します。
自己効力感が高い人は、ジェットコースターに乗ることができるという自信と、そのような状況に対処するために必要なスキルを持っているという、自信を持っています。
このような人は、自分たちが自分自身をコントロールできると感じており、自己効力感を高めることができる態度や行動をとっています。
例えば、ジェットコースターに乗る前に、自分自身をリラックスさせるための方法や、自分自身を騙すための自己暗示を無意識にかけていることがあります。
優劣はない
ジェットコースターが怖い人と怖くない人の違いを紹介してきましたが、両者でかなり違いがありました。
しかしジェットコースターが怖い人はダメで、怖くない人がすごいというわけではありません。
リスクをしっかり感じられる人は、慎重で失敗しにくいというメリットもあるため、どちらにもメリットとデメリットがあるのです。