呼びタメとは?意味や年上の呼びタメ大歓迎が苦手な人の断り方・返事

「呼びタメOK」や「呼びタメ大歓迎」と言われると苦手だと感じる人もいるでしょう。年下が年上の人から言われると返事に困ってしまうという人もいます。断り方として何と言えば正解なのでしょうか。この記事では呼びタメとはどのような意味なのか、返事の仕方、何呼びの意味について解説していきます。

呼びタメとは?「呼びタメok」「呼びタメ大歓迎」の意味

呼びタメとは、敬語をつけずにタメ口で話すことを意味する言葉です。「呼び捨て」と「タメ口」という言葉が合わさり、呼びタメという言葉となりました。

呼びタメはTwitter(ツイッター)によって広まった言葉です。ネット上で知り合った人に対しては、どうしても心理的な距離ができてしまうものです。そこで距離を縮めるために「呼びタメにしましょう」と提案し、互いの距離を近付けます。

呼びタメ大歓迎とは?呼びタメOKとは意味に違いがある?

呼びタメ大歓迎とは、年下でもタメ口で話しかけて良いという意味です。たくさんTwitter上で絡みたいからこそ、「フランクに接してください」という意味で、プロフィールの欄に「呼びタメ大歓迎」と書くのです。フォロワーを増やしたいという目的で書かれることもあります。

呼びタメOKとは、誰でもタメ口で話して良いという意味です。呼びタメ大歓迎と同じ意味ですが、ニュアンス的にこちらのほう上から目線でしょう。つまり両者の違いは、

  • 呼びタメを認めるときには「呼びタメOK」
  • 呼びタメのほうが嬉しいときには「呼びタメ大歓迎」

となるのです。この違いを理解せず、呼びタメOK、呼びタメ大歓迎とTwitterで使っている人も多いため、実質的な意味の違いはほとんどありません。それを考えれば、そこまで意識する必要はないでしょう。

何呼びとは?意味は呼びタメと同じではない?

何呼びとは、名前を呼ぶときにどのような呼称を使えば良いかを問うための言葉です。名前を呼ぶときに「何て呼べば良い?」を略した言葉となります。例えば「花子」という人がいた場合、「花子さん」「花子ちゃん」「花子」「花ちゃん」など、様々な呼び方があるため、その選択を相手にゆだねた言葉なのです。

また、Twitterで何呼びが良いか聞くときには「ユーザー名でそのまま呼べば良いのか?」という意味も含まれます。間接的に本名で呼んだほうが良いのか尋ねているわけです。

Twitterではユーザー名が名称ではなく、文章になっていることもツイッターではよくあることですので、それで何と呼んでいいのかわからず、何呼びすれば良いのか聞かれることもあります。

何呼びすれば良いか聞いた時に「なんでもいいよ」と言われることも多いですが、そのようなときは無難にそのまま名前を呼ぶと良いでしょう。周りが呼んでいるのをマネるというのもおすすめです。

呼びタメの定義

呼びタメにはどのような定義があるのでしょうか。年上の人から呼びタメで良いと言われたら、タメ口で良いのか。ネット上では呼びタメだったけど、通話するときや実際に会ったときも呼びタメで良いのか、悩んでしまうものです。このような定義は個人による差もありますが、基本的な定義をここからは紹介していきましょう。

1.相手が年上だったら?

年上の方から呼びタメOKと言われたら、基本的にタメ口で話して良いということになります。相手は上下関係が苦手だったり、気を遣わず仲良くなっていきたいと思っていたりするため、それに応じると良いでしょう。

しかし年上としての尊敬まで無くして良いというわけではありません。年齢をイジったり、同世代のように悪口に近い言葉を使ったりすれば、「年下のくせに」と思われしまうこともあります。親しき仲にも礼儀あり、ということで、呼びタメOKと言われてもTPOに合わせ、節度のある関係を築いていきましょう。

2.通話するときは?

メッセージやメール上で呼びタメで話していたら、通話するときも呼びタメで良いのか悩むでしょう。基本的には通話するときも、呼びタメでかまいません。通話する間柄なら、すでにかなり仲良くなっているはずですので、相手も普通に会話してくれるはずです。

しかし礼儀として、通話の最初に「通話も呼びタメでいい?」と確認したほうが良いです。なかには怒ってしまう人もいるかもしれないため、関係性を悪くしないためにも、一度尋ねておきましょう。

3.実際に会った時は?

メッセージや通話をするときは「呼びタメOK」の関係であったとしても、実際に対面するとなると少し話が違ってきます。人によってはネットの世界での付き合いと、現実世界での付き合いを区別して考えている人がいるからです。

そのため、リアルで会うときは一度関係をリセットして、敬語で話しましょう。相手がタメで話して欲しいと思っていたら、「呼びタメでいいのに」と笑顔で言ってくれるはずです。このようにしてOKが出たら、ネットでの付き合いと同様に呼びタメで話しましょう。

年下から年上の人へ呼びタメを提案しても良い?

「呼びタメOK」という言葉は基本的に年上が年下に対して言う言葉です。しかしそれが逆だったらどうなのでしょうか。年下から年上の人に対して、呼びタメを提案して良いものなのでしょうか。解説していきます。

1.いきなりの提案は嫌悪感を与える

年下から年上の人に出会ってから、いきなり呼びタメを提案してしまうと、年上の人は嫌悪感を覚えます。年下からのいきなりの呼びタメの提案は、それ自体が失礼なことです。間違ってもやらないようにしてください。

場合によっては相手を怒らせたり、嫌われてしまったりする可能性もあります。自分が呼びタメをしたいからといって、相手の考えを無視して提案しないようにしてください。

2.年下からの提案はかなり仲良くなってから

年下から呼びタメを提案するのは、仲良くなって親しく話せるようになってからにしましょう。相手も親しくなったのに敬語を使って距離があると、気になって「呼びタメでいいよ」と言ってくれるかもしれません。

しかし中途半端の仲の良さでは、やはり提案は控えたほうが良いです。呼びタメしなくても仲良く会話できるはずですので、関係性を悪化させないためにも慎重に行動しましょう。

3.基本的には年上から提案されるまで待つこと

呼びタメは基本的に、年上の方から提案されるのを待つべきです。女性は男性に比べて「呼びタメいいよ」という人は多いですが、男女どちらも自分から聞くのはおすすめできません。

親しい仲で、年上の人が呼びタメでいいと思っているなら、すぐに言ってくれるはずです。言われないということは、ある意味では断っていることと同じですので、基本的には待ちの姿勢でいてください。

4.言い方によって相手の反応が変わることも

たとえば初対面であっても、お互い話がかみ合っていたり、仲良くなってきたと感じたタイミングで、かわいさを交えながら冗談っぽく、「もしよかったら呼びタメでもいいですが?」と下から言えば、OKしてもらえることもあるものです。

しかしいくら仲良くなっても失礼な言い方をしてしまえば、断られることもあります。要は呼びタメを提案するときの言い方が重要ということになるため、どうしても提案したいときは言い方を考えましょう。