嬉し泣きできないという人はいませんか?
これ以上なく幸せなのに、嬉し涙が出ないのは、どのような理由があるのでしょう。
今回はなぜ嬉し涙が出ないのか、嬉し泣きする人の心理から、その理由をご紹介したいと思います。
幸せでも嬉し涙が出ない・できないのはなぜ?
嬉し涙って流したことありますか?
よくよく考えてみれば、涙は悲しいときにしか流したことがないという人のほうが多いでしょう。
しかし嬉し泣きする人は確かに存在します。
それを考えると、嬉し涙が出ない人や、嬉し泣きできない人は、心が冷たいということになってしまうのでしょうか。
嬉し泣きする心理5つ
ここからは嬉し泣きする人の心理を紹介していきたいと思います。
これを参考にして、嬉し泣きできない人とできる人に、どのような違いがあるのか解明してください。
1.自分に酔っている
嬉し泣きする人の心理の中でも代表的なのが、
「自分に酔っている」
というものです。
自分に酔っているからこそ嬉し泣きできるのであって、
「嬉しいのに涙が出ない」
という人は、自分に酔うことができないということなります。
「自分に酔う」という心理をさらに掘り下げると、
- 嬉し泣きできる自分は感受性豊かだと思っている
- 「泣く女は魅力的」と思っている
- もともと女優気質
- 酔っている自分に酔っている
- 「誰よりも幸せな自分」を強く自覚している
といった心理が見えてきます。
嬉し涙がでない人は、どこか冷静で客観的なところがあるため、そこまで自分に酔うことはできないのです。
2.苦労を振り返っている
嬉し泣きする人には、これまで人一倍苦労してきた経験があるケースが少なくありません。
たとえば、「恋人がほしい」と思いながら、なかなか出会いがなく、また、出会えたとしてもどうしても恋人ができない状態が続いたとしましょう。
「彼氏いない歴 = 年齢」
という状態がずっと続いているわけです。
それは本人にとって、大変つらい状況となります。
そんな時、ようやく初めて恋人ができて、その恋人と二人だけの時間を過ごしている時、思わず嬉し泣きをするということがあるものです。
そんなときに嬉し泣きしている人は、これまでの辛かった日々を思い返しています。
逆に言うと、辛い経験や苦労をしていない人は、幸せを実感しても、なかなか嬉し涙を流すことができないのです。
3.ストレスを一気に解消したい
人間はだれしもストレスを感じながら生活しているものです。
ストレスを感じやすく、また、ストレスを解消するのがうまくないため、どんどんストレスを溜めていってしまう人も少なくありません。
ストレス耐性の低い人は、精神的にいっぱいいっぱいの状態になっていることが多いです。
そういう心理状態にあるときに、何か嬉しいできごとがあったとします。
すると、ストレスでいっぱいいっぱいになっていた人は、その喜びをかみしめ、嬉し泣きをすることで、たまったストレスを一気に解消しようとするのです。
人間、泣くと気分がすっきりするものですが、ストレスの溜まっている人は、嬉し泣きによってストレス解消をします。
自己防衛の心理も働き、嬉し泣きをするのです。
4.自分で自分を祝いたい
自己愛が強いのも、嬉し泣きする人の心理的特徴の一つです。
自分のことが大好きで、その大好きな自分に良いこと、幸せなことが起こったために、自分を祝って涙を流すのです。
たとえば、母性の強い女性は、愛する我が子に良いことが起これば、それを祝って嬉し泣きするということがあるでしょう。
あの親心と同じ心理を、自己愛が強い人は自分に対して持つのです。
泣くことで愛する自分を祝っているわけですが、そこまで自己愛の強くない人は、嬉し涙はでません。
嬉し涙を流してまで自分を祝いたいという気持ちになれないからです。
5.幸せを人にアピールしたい
人が見ているところで嬉し泣きをする人には、「自分の幸せを人にアピールしたい」という心理もあります。
自分一人で自分の幸せをかみしめるだけでは満足できず、涙を見せることで人にもそれを知ってもらおうとするわけです。
そこにあるのは自己主張の強さ、承認欲求の強さと考えていいでしょう。
このケースでは、泣きながら、
「今、私は泣くほどの幸せを感じている」
ということを人にアピールしているということになります。
逆に言えば、それほど自己主張の強くない人、承認欲求の強くない人は、なかなか人前で嬉し泣きすることはできないのです。
嬉し泣きするのは特殊な心理
「どうして自分は嬉し泣きできないのだろう」
と思っている人のために、嬉し泣きする人の心理を紹介しました。
ご覧になっておわかりの通り、嬉し泣きする人には特殊な心理が働いています。
つまり、特殊な心理が働かない限り、嬉し泣きすることはありません。
嬉し泣きできない人は、むしろ心理的に健全で安定しているため、それほど不安に思う必要はないのです。