悔しい思いをしたことは誰でもあるでしょう。
- 試合に負けた
- 彼氏を親友に取られた
- 好きな人にひどい言葉で振られた
このようなことがあると、悔しいという心理になってしまい、流したくない涙をこぼすことになります。
そこで今回は、悔しいという心理がどのような心理なのか、その正体を探っていきましょう。
誰にも言えない悔しい気持ち
様々な出来事によって、悔しい気持ちはわいてきます。
しかし悔しいという気持ちをあまり人に言うことはできないですよね。
自分一人で悔しいという気持ちを抱え、それをバネにして人は成長していきます。
そのようにしてプラスに転じやすい悔しい気持ちですが、いったいそこにはどのような心理が隠されているのでしょうか。
どんなときに人は悔しいと感じ、具体的にどのような気持ちなのか、紹介していきましょう。
悔しい気持ちに隠された心理5つ
悔しい気持ちには様々な心理が隠されています。
悔しい気持ちの正体を知ることにより、自分自身を知ることにも繋がるため、その内容をしっかり覚えておきましょう。
1.誰かと比較される
なかなか人に言うことができない悔しい気持ちは、誰かと比較されたときに出てくることが多いです。
- 同僚と仕事の出来を比べられたとき
- 兄弟と性格の違いについて比べられたとき
- 友達同士で可愛さを比べられたとき
- 彼の昔の彼女と比べられたとき
実際にこのようなことを体験して、悔しい思いをしたという人もいるでしょう。
悔しいという感情や心理は、人と比べられたときに感じる感情ということが分かります。
比べられた相手よりも、自分が劣っていると思われたということですので、心が乱れて当然です。
つまり悔しいという感情は、
『自分以外の誰かという存在がいなければ発生しない感情』
ということになります。
2.プライドを傷付けられる
誰でも少なからず、プライドを持っているものです。
自分に対するプライドや、自分がやったことに対するプライドがありますが、そのようなものが傷付けられると、怒りが込み上げてきて、悔しいという気持ちが湧いてきます。
特に、自分では完璧だと思っている部分や、人に自信を持ってさらけ出せるような部分を、簡単にあしらわれたり、低く評価されたりすると、悔しいと思うことが多いです。
プライドは自信を持って生活するために欠かせないものですが、あまりにも大きくなると、悔しさの根源になることもあります。
3.嫉妬心が悔しい気持ちに変わる
人を羨ましいと思ったり、何であの人ばかり良い思いをしているんだろうと思ったりする気持ちが強いと、嫉妬心を感じます。
そして、嫉妬する気持ちは、大きくなりすぎると次第に悔しい気持ちに変わることも多いです。
なぜなら、嫉妬心は「羨ましい」と思う気持ちから始まっているからです。
羨ましいという気持ちは、自分が劣っていることを暗に認めているわけですから、悔しいという気持ちも発生してしまいます。
人を羨む気持ちを最初から持たなければ、嫉妬心や悔しい気持ちも発生しません。
人を羨むよりも、自分の持っているもので満足できる人になりましょう。
4.希望が叶わなくて悔しい
自分の夢や希望、叶えたい願いが叶わないときに、悔しいと思う気持ちが強くなります。
「自分なら絶対できる」
「余裕で叶えられる」
と思っていると、より強い悔しさを感じるものです。
このようなことになってしまう人は、自分の身の丈以上の夢や希望を抱いていたり、実力を高く見ているということに問題があります。
目標を高く設定し過ぎた結果、目標や希望が叶わなくなってしまうのです。
そうならないためには、自分の実力を知り、叶うことから確実に夢を実現していく必要があります。
そうすれば、夢や希望が破れることもないですし、悔しい思いをしなくて済むのです。
5.誰かに負けて悔しい
誰かと勝負をしていたり、賭けをしていたときに、自分が負けてしまうと、悔しい気持ちが湧き上がってきます。
「勝てそうだったのに負けた」
「自分が負けるなどと疑っていなかったのに負けた」
となると、強い悔しさが込み上げてきて、どうしようもなくなってしまいます。
しかし、勝負の世界では必ずどちらかが負けるものです。
勝負の世界において悔しいという感情は、必ずついてくるものだということになります。
悔しいという感情があるからこそ、「次の勝負には勝とう」と思えるでしょう。
それを考えれば、悔しいという感情にはメリットもあるということになります。
どうしても悔しい感情を感じたくないという人は、最初から勝負の世界に身を置かないようにしたほうが良いです。
悔しい気持ちを無くすには
悔しい気持ちはプラスに働くこともあれば、その逆もあります。
要は、自分がどちらにするかが大事だということです。
自分のこれからの行動や心の持ちようによって、成長することができるかどうかということが変わってきます。
今は嫌な気持ちの真っ只中にいると思いますが、相手を見返すためにも、悔しさをバネにして成長していきましょう。