プライドが高い人がいて、かなり面倒だなと感じているという人もいるでしょう。
しかしそもそもなぜ、人はプライドを持つのでしょうか。
そこで今回は、プライドが高い人の育ちを紹介していきます。
プライドが高い人になる原因とは?
プライドが高い人が職場や友達のなかにいるという人もいるでしょう。
少しイジっただけなのに、とてつもない剣幕で怒られた。
仕事のミスを指摘したら、それを間違いだと認めず、ずっと言い訳ばかりされた。
このようなプライドの高い人は、かなり多いですよね。
普通に返事してくれればいいのに、いちいち怒るため、周囲にいる人としては関わるのが面倒くさいと感じてしまいます。
しかしそもそも、なぜそのようにしてプライドが高くなってしまうのでしょうか。
実はそれは、子供の頃の育ち方が起因していることも多いのです。
プライドが高い人の育ち3つ
プライドが高い人は、どのような育ち方をしたのでしょう。ここからはその可能性がある3つの育ち方について解説していきます。
1.否定され続けて育った
プライドが高い人の育ち方としては、否定され続けて育ったというものがあります。
かなり厳格な両親で、何をするにも怒られて育った。
親から人格を否定するような言葉を浴びせられながら育った。
何をするにも否定的で、褒めてもらえなかった。
このような育ちだと、プライドが高くなってしまうことがあります。
親が子供のことを認めてくれないと、子供は自分に自信を持てなくなってしまいます。
そして自分に自信がないからこそ、「自分を認めて欲しい」という欲求が強くなってしまうのです。
しかし実際には何か実績があるわけでも、特別な能力を持っているわけでもないため、認めてもらうことはできません。
そうして認められない時間が長く続くと、「自分は認められるはずの人間なのに」という想いが強くなります。
そのため、少し指摘されただけで、怒りだすのです。
実際に周囲から認められる能力があれば、プライドもどんどんなくなっていくのですが、能力がないままだと高いプライドを維持し続けることになります。
そして周囲に迷惑をかけてしまうのです。
2.甘やかされて育った
甘やかされて育ったというのも、プライドが高い人の育ち方です。
子供の頃から親に怒られることもなく、なんでも好きなものを買ってもらえた。
このようにして甘やかされて育つと、子供は自分が「特別な存在なんだ」と思うようになります。
実際に何でも思い通りにいくのですから、特別な環境ですよね。
しかし社会や学校などに行くと、家のように特別な扱いをしてくれる人はいません。
そのため、「自分は特別なはずなのに、なぜ特別扱いをしないんだ」という怒りを感じることになります。
その結果、自分は特別というプライドを持ち、自分を否定する人に攻撃的になるのです。
3.成功し続けて育った
成功し続けて育ったというのも、プライドが高い人の育ちです。
勉強や部活など、子供の頃からなんでも勝ち続けてきた人もいますよね。
そのような人はその結果によって、自分のことを特別な存在だと思い込むようになります。
しかし、社会に出るともっとすごい人がいるものです。
そのときに自分はすごい人間のはずなのに、周りから認めてもらえない状況に陥ることになります。
その結果、昔の成功という自信がプライドになり、否定されると攻撃するような人になってしまうのです。
そしてこのタイプの人は、昔の栄光にすがる傾向もあるため、昔の自慢ばかりする人がいたらこのタイプだと思っておくと良いでしょう。
プライドは本人次第
プライドが高い人の育ちを紹介してきましたが、子供の頃に高いプライドを形成していることが多いということがわかりました。
それを考えれば、プライドが高い人の性格を改善するのはなかなか難しいです。
本人がそのことを自覚し、冷静な目で自分を見つめなおすことが大切ですので、直るかどうかは本人次第ということになります。