人を利用する人が周りにいて、迷惑をかけられているという人もいるでしょう。
そこで思うのが、このような人はなぜそんな性格になってしまったのかということですよね。
そこで今回は、人を利用する人の育ち方について解説していきます。
人を利用する人の育ちとは?9つの育ち方
人を利用する人は、特殊な環境で育ったり、親から他の人とは違う育てられ方をしていたりすることが多いです。では、具体的にどのような育ち方をしたのでしょうか。
1. 自己中心的な親
自己中心的な親に育てられた場合、自分自身が常に中心にいることが常識だと考え、他人の気持ちや要求を無視する性格になることがあります。
このような親は、子供のことよりも自分自身を満たすことを優先させますよね。
そんな親の姿を見ていると、自分自身を満足させることが当然のことであるという考えになるため、他人の利益や幸福に対しては無関心になる傾向があるのです。
2. 弱い者を見下す環境
自分より弱い者を見下すような親に育てられると、その考えを子供も当たり前のことだと思うようになります。
見下すことで、優越感や支配欲が強まるため、他者を利用することが許されると考えるのです。
自分より弱い立場にある人々を支配することに興味を持ち、他者を利用することを常識とすら思うこともあります。
3. 権力や地位を求める環境
権力や地位を求める環境で育った人は、自分自身の利益のために他人を利用することを正当化する傾向があります。
このような環境では、個人の成功や地位を最優先にするものです。
そのため、他人を利用してでも自分自身の目標を達成します。
他人の意見や感情に配慮することがなく、人間関係においても上下関係を重視するのです。
4. 経済的困窮や貧困環境
経済的困窮や貧困環境で育った人は、生き残るために他人を利用することが必要であるという認識を持つことがあります。
生活のために必死に働くことが求められると、他人を利用することが正当化され、必要な行動と考えることがあるためです。
そしていずれ、自己保身のために他人を利用することが当たり前となり、特別な事情がなくても他人を利用するようになることがあります。
5. 社会的に孤立していた
社会的に孤立している家族で育った場合、他人を利用して自分自身を守ることが必要であると考えることがあります。
孤独や不安定な環境で育つことにより、他人を信用せず、自分自身を守るために他人を利用することが常識となるのです。
6. 精神的な虐待や暴力
精神的な虐待や暴力を受けた経験がある人は、他人を利用して自己防衛をすることが必要であると考えることがあります。
虐待や暴力を受けた場合、被害者は自己防衛のために他人を利用することがあるのです。
7. 甘やかされた
過度に甘やかされた人は、自分自身を中心に世界を捉えることが多いです。
その結果、他人を利用して自分自身を守ることを当然のことだと思うようになります。
過度に甘やかされると、自分自身が特別な存在であるという認識が生まれ、他人を利用してでも自分自身を守ることのほうが大切なことだと思うようになるのです。
8. 責任を回避する親
責任を回避する親に育てられると、他人を利用して自分自身の責任を回避することが当然だと考えることがあります。
自分の責任は、周囲の人のせいにすればいいという価値観が染みついてしまうのです。
また、自分自身が責任転嫁された被害者になっていた場合も、そのマネをして誰かに責任をなすりつけるようになる場合があります。
9. 弱い立場にいた
弱い立場にいる人は、他人を利用して自分自身を守ることが必要とされることがあります。
学校でイジメを受けていたり、両親から虐待を受けていたりすると、その感興から救われるために他人を利用するようになることがあるのです。
ある意味、防衛本能ではありますが、大人になると自分を守るためではなくても、自分の利益のためだけに他人を利用することもあります。
個人差がある
他人を利用する人は、そうせざるを得ない環境で育ったことが多いです。
また、親が他人を利用する人だったということもあります。
とはいえ、今回紹介した環境で育てば、必ずしも他人を利用するような人になるわけではありません。
むしろ、ひどい環境で育ったからこそ、優しい性格になったという人もいるため、結局は人それぞれなのです。