嫌がらせやイジメによって、学校や職場で無視されている人っていますよね。
しかしその状態がもしもずっと続いたら、人はどうなってしまうのでしょうか。
そこで今回は、無視され続けると人はどうなるのか、解説していきます。
無視され続けるとどうなるのか?4つ心理状態
無視され続けると、人は様々な感情を抱くことになります。そしてその結果、異常な行動を起こしたり、その現状から抗ったりすることもあるものです。では、具体的にどのような心理状態になるのか、紹介していきます。
1. 注意を引くために迷惑をかけるような行動を取る
人は無視され続けると、自分が存在することをアピールするために、周囲に迷惑をかけるような行動に出ることがあります。
例えば、声を大きく出したり、他人と口論を始めたりというような行動です。
なかには物を壊したり、人に攻撃を仕掛けたりするような人もいます。
これらの行動は、周囲の人々の注意を引きつけるための行動です。
実際、かまって欲しい子どもが攻撃的なことをしてくることも、少なくないですよね。
しかしこのような行動を取れば、周囲の迷惑となり、反感を買うこともあります。
その結果、ますます孤立してしまうでしょう。
しかしそれがわかっていながらも、孤独に耐えられず、人の注目を浴びるような迷惑行為を行ってしまうのです。
2. 精神的に病む
無視され続けると、人は自信を失い、孤独感や虚無感に苛まれることになります。
長期的に無視されたことで、うつ病や不安障害などの精神的な病気になる可能性もあるでしょう。
また、自己肯定感が低下するため、自分自身を貶めたり、自己否定的な考え方をしたりすることが多くなります。
ネガティブなことしか考えられなくなり、さらに自分という存在を否定してしまうため、最悪の道を選ぶ人もいるものです。
無視とは、このようにして人の心に大きなダメージを与える一種の暴力です。
何もしていないことが最大の攻撃となることもあるため、このような行為で人を追い込まないようにしましょう。
3. 環境を変えようとする
無視され続けると、人は新しい環境を求めるようになります。
新しい環境に身を置けば、新たな人間関係や社交的な機会を得ることができますよね。
今の環境のままでは無視され続けるだけだと諦めた結果、新しい居場所を求めるのです。
しかし、そうしたくても新しい環境に身を置くことができない人もいます。
仕事や家族の都合で、環境を変えることが難しいこともありますよね。
このような場合、無視される環境から脱出することができず、精神的に病んでしまうことがあります。
無視され続けるときは、環境を変えるというのが1つの解決手段です。
そのため、様々な事情があるとは思いますが、できる限りその環境から脱出するようにしましょう。
4. 憎しみを持つ
無視され続けると、人は周囲を憎んだり、恨んだりすることもあります。
自分を孤立させている相手を、全員敵対視するようになるのです。
嫌がらせするつもりはなくても、なんとなく空気的に話しかけられず、結果無視する形になったという人でも、恨まれる可能性があります。
憎しみや恨みを持った場合、その心のままに攻撃を仕掛けるような人もいます。
相手を悪と認識しているため、かなり過激なことをやる場合もあるでしょう。
そして無視された人にパワーバランスが傾くと、その流れはどんどん加速していきます。
敵対視された人たちは、これまでしてきたこと以上のことをされ続けることになるため、地獄を見ることになることもあるのです。
無視し続けるのはやめよう
人に無視され続けると、基本的には精神的ダメージを受けることになります。
また、その環境から抜け出すという人もいるでしょう。
しかしなかには、とてつもない恨みを持って、それを晴らそうとしてくる人もいるため、誰かを無視し続けることはどんな事情があってもやめたほうがいいです。