心が綺麗な人のことが、なんとなく嫌いだという人もいるでしょう。
普通は心が綺麗であれば、人から好かれるものですが、なぜ純粋な人相手にイライラしてしまうのでしょうか。
そこで今回は、心が綺麗な人が嫌いな理由や心理について解説していきます。
心が綺麗な人が嫌いな理由・心理4つ
心が綺麗な人にイライラしてしまうのは、そのような人と価値観が合わなかったり、うがった目で見てしまうからということが多いです。ではさっそく具体的に解説していきましょう。
1.猫をかぶっているように見える
心のきれいな人は、常にある種の道徳規範や倫理的価値観について、極めて理想主義的で厳格に見えるものです。
しかし、他人の目にはそうは映らないこともあります。
すごく心が綺麗な人に見せているだけで、実際には猫をかぶっているだけだと思われることもあるのです。
つまり、演技でそうしている偽善者だと思ってしまうため、嫌いだと感じる人もいるのです。
本当に心が綺麗だとしても、「そんな人間がいるはずがない」と思ってしまう人もいます。
人間は誰しも心が綺麗な部分もあれば、汚い部分もあるはずだと考える人は少なくありません。
そのため、良い部分しか見えないと、それを嘘だと思い込んでしまう人がいるのです。
2.悪口で一緒に盛り上がれない
心のきれいな人は、周りの人と一緒に悪口を言って盛り上がるということがほとんどありません。
心が綺麗で悪口を言うことはダメなことという価値観があるからです。
しかし人間生きていれば、誰かの悪口を言いたくなることもありますよね。
嫌いな上司の悪口を言って、盛り上がり、それで仲良くなることもあります。
心が綺麗な人はこのようなことを言わないため、本音を言っていないように思え、イライラしてしまう人もいるのです。
また、悪口を言っていると、心が綺麗な人から注意されることもあります。
場合によっては、告げ口されてしまうこともあるでしょう。
そのようなことをされれば、敵として見られることになるため、やはり嫌いになってしまうのです。
3.正しいことをしろと押し付けられるから
心がきれいな人は、自分のエネルギーや努力、時間を犠牲にしてでも、他人を助けようとすることがよくあります。
しかし心のきれいな人が、ボランティアや慈善事業に参加するなど、「正しいことをするように」と、自分がやりたくないと思っていることまで押し付けてくると、イライラしたり、腹が立ったりすることがあるものです。
もっとできることがあるはずだと思い知らされ、罪悪感や羞恥心につながることもあります。
さらに、心がきれいな人が周りの人を助けようとすると、悩んでいる人に劣等感を抱かせてしまうこともあります。
すでに自分の欠点に違和感を抱いている人は、このような純粋な心の持ち主が努力をしているのを見て、嫌な気持ちになってしまうのです。
4.自己嫌悪
心のきれいな人は、うっかりすると心の暗い人を嫌な気分にさせることがあります。
心に闇を抱えた人は、心の綺麗な人の期待に応えることができず、苦しんでしまうことがあるからです
目の前にある理想に、自分は到底及ばないとわかっているのに、それを押し付けられればそれは負担にしかなりません。
そして目の前で、多くの人に優しくする姿を見せつけられると、自分がダメな人間に見えてしまいます。
自分と心の綺麗な人を比較し、自己嫌悪に陥ってしまうのです。
そのため、心の綺麗な人とは一緒にいたくないと思ってしまうことがあります。
誰にでも好かれるわけではない
心が綺麗な人は、その性格のせいで周りに劣等感を与えてしまうことがあります。
また、心の汚い部分で共鳴して楽しんでいる人にとっては、純粋な人は敵となることもあるでしょう。
心が綺麗だからといって、誰にでも好かれるわけではないということは、肝に銘じておいたほうがいいかもしれませんね。