精神科で嘘をついたらバレる?心療内科でうつ病のふりをしたらどうなる?

精神科で嘘をついて、鬱病の診断書が欲しいと思う人もいるでしょう。

逆に心療内科に連れていかれたけど、うつ病と判断されたくないから嘘をつくという人もいます。

では、精神科で嘘をついたり、仮病を使ったりしたらバレるものなのでしょうか。

精神科で嘘をついたらバレる?

精神科で嘘をついたらバレるのかどうか、気になりますよね。

他の病気であれば検査すれば嘘かどうかはわかるため、なかなか嘘をつこうとは思いません。

しかし精神病の場合、検査で診断するものではなく、精神科医でも判断が難しいことがあるため、嘘をつけば誤魔化せるのではないかと考える人もいます。

とはいえ、相手は百戦錬磨の医者です。

軽々しく嘘をついてしまえば、すぐにバレてしまい、怒られてしまうのではないかと思ってしまいますよね。

では、実際のところどうなのでしょうか。

精神科で嘘をつく理由とは?

そもそも、精神科で嘘をつこうと思う人は、どのような理由で嘘をつくのでしょうか。

まず、精神病なのに元気なフリをする人の場合、病気だと思われたくないという理由があります。

家族などに様子がおかしいから病院に連れていかれたけど、自分としては大丈夫だと思っていたり、少し精神病患者に偏見があり、そのような人と同じように思われたくないと考えたりして、病気ではないフリをするのです。

逆に、精神病じゃないのに元気がないフリをする人、つまりは仮病を使う人は、会社を休みたいという理由であることが多いです。

心療内科で「休みが必要」という診断をもらえれば、会社を休むことができますよね。

また、鬱病の診断をもらうことで、会社を退職して傷病手当をもらうことができたり、休職したりもしやすくなります。

このような理由で鬱病の診断を欲しがる人は、案外多いため、当然なかには嘘をつく人もいます。

精神病なのに元気なフリをした場合はバレる?

では、実際に嘘をついたら精神科医にそのことはバレるものなのでしょうか。まずは、精神病なのに病気だと思われたくないから、元気なフリをした場合です。

この場合、ほとんどの人はその嘘がバレることになります。

病気なのに病気じゃないフリはできないということです。

あなたは元気なフリをして様々なことをいうかもしれませんが、やはり病気になると喋り方や視線に大きな特徴があらわれます。

夜眠れていないのに眠れていると嘘をついたとしても、そのことはバレるものです。

また、病気だと診断されたくないのに病院に行っているということは、家族などと一緒に行っているということですよね。

あなたが嘘をついても、家族は本当のことを言うことになるため、それでバレてしまうことも多いです。

病気の初期段階でかなり軽度の鬱状態などであれば、嘘をつき通せることもありますが、ほとんどの場合はバレてしまうため、そのようなことになるくらいであれば、最初から本当のことを言ったほうがいいです。

元気なのに精神病のフリをした場合はバレる?|仮病を使った場合

では逆に、元気なのに精神病のフリをした場合はどうなるのでしょう。

このようにして仮病を使った場合、それがバレることもありますが、実際問題としてはバレないことが多いです。

精神病の診断は自己申告に頼っているところが多いため、そこを完璧に嘘をつかれれば、精神科医がそれを嘘だと見抜くのは難しいです。

また、多少嘘かもしれないと疑ったとしても、それが絶対嘘だと断言するのは難しいですよね。

そのため嘘をついたら、医者が嘘だと疑っていたとしても、鬱の初期状態というような診断をとりあえずもらえることが多いです。

ただしそれは、その嘘が精度の高いものであればの話です。

心療内科に行けば医師に問診をしてもらうことになりますが、その際に一貫性のないことを言ったり、鬱病の症状がないのにも関わらず「鬱病だと診断してください」と言ったりすれば、嘘はバレてしまいます。

また、優秀で経験豊富な精神科医は、嘘をつく患者を多く診断しています。

そのため、仮病であることがバレることも多いです。

絶対にバレないというわけではないため、やはり嘘をつけば診断書がもらえると安易に考えないほうが良いでしょう。

嘘をつくべきではない

精神科で嘘がバレるのかどうかという話でしたが、そもそも病院で嘘をつくべきではありません。

様々な事情があるとは思いますが、何か問題があるのであれば、別の方法を使って対処していくようにしましょう。

心療内科は多くの苦しんでいる人が通う場所ですので、そのような人たちの気持ちも考え、嘘はつかないようにしてください。