一人っ子にして後悔した、という人は、どんな理由でそう思ったのでしょうか。
一人っ子でも良い面はたくさんありますが、一人っ子にして後悔した、もし兄弟がいたら、と思う事があるものです。
今回は一人っ子にして後悔したと思う理由をいくつか挙げてみたいと思います。
内向的な性格になった
一人っ子の人は、兄弟がいる人と比べると両親との距離感が近くなります。
両親を取り合う兄弟がいないので、いつでも両親を頼れますし、両親は自分の願いをなんでも叶えてくれます。
そのため、いつも両親にべったりで、あまり離れたがりません。
しかしそうすると、性格が内向的になることがあります。
両親との関係を築いていく中で、自分のことを言わなくてもなんでもやってくれる両親、察してくれる両親がいると、自然と何も言わなくてもいいやと思ったり、自分から行動しなくてもいいやと思ったりしてしまうのです。
大事な一人っ子ですから、何でもやってあげようと思う気持ちもあると思いますが、その子の自主性を育てるためにも、ある程度は放っておくことも必要です。
わがままな性格になった
どんな願いでも聞いてもらえて、両親の愛を一身に受ける一人っ子は、わがままな性格になる傾向があります。
我慢や忍耐ということが苦手で、我を通すところもあるのです。
- 相手のことを考えない
- 嫌なことはやらず、好きな事しかやらない
- すぐにいじけたり拗ねる
- 思い通りにならないと怒る
このように、周りの人が困ってしまう行動を起こしたりします。
わがままな性格は、人に迷惑をかけたり、不快に思わせてしまったり、あまり良いことがありません。
わがままな性格を自覚させ、叶わないこともあるということを教えて、我慢や忍耐をつけさせましょう。
マイペースな性格になった
兄弟がいないと、身近に張り合う相手や、ライバルがいないため、自分本位でマイペースな性格になりがちです。
張り合う相手や、ライバルがいると、言い合いや喧嘩によって相手との距離感を知ったり、加減を知ったりするものです。
しかし、兄弟がいなくて身近に言い合いや喧嘩ができる相手がいないために競争心がなく、おっとりとしたマイペースな性格になるのです。
マイペースな性格は悪いことではありません。
何事にも動じず、大らかで誰からも好かれやすいです。
ですが、時として相手に合わせた行動を取ることも必要となります。
そんなときにマイペースな行動を取っていると、自己中心的で融通が利かない人だと思われてしまうので、気をつけなければいけません。
大人びた性格になった
一人っ子は、周りに同世代の人や友達が少なく、年上の人とばかり一緒にいることが多いです。
年上や大人の人とばかり一緒に居て会話をしていると、性格が大人びてきます。
同世代の子と比べても子どもらしさがなく、可愛げがないと思うこともあります。
しかし、他の子どもが知らない言葉や知識を持っていたり、大人に対しても緊張感なく接することが出来るという良い面もあります。
また、大人と対等に接することで学習能力も高く、賢い子に育ちやすくなるということもあります。
ですが、やはり子どものうちは子どもらしくいてほしいものです。
1人でも平気そうにしている
周りに同世代の子や友達がいないと、1人で遊ぶことに慣れて、1人遊びが上手になります。
人形で遊んだり、物語を作ったり、本を読んだりと、1人でも十分に楽しめる方法を身につけていくのです。
1人で過ごしても平気になると、わざわざ自分から友達を作りに行ったり、誰かに声をかけるということが少なくなります。
また、同世代の人との関係作りが苦手で、人見知りをしてしまい、人との関係が思うように進展しません。
人は一人では生きていけないものなので、人との関係を上手く築いていける人になってほしいものですが、1人でも平気そうにしていると、先のことが心配になるものです。
一人っ子は愛を持って育てよう
子は親の宝物です。
一人っ子でも、兄弟がいても、愛しい気持ちは変わりません。
兄弟が居れば良かったなと思うこともあるかもしれませんが、兄弟がいない分、一人のわが子に愛情を注ぐことが出来ます。
愛を持って育てれば子どもはそれを受けて、すくすくと育ちます。
いずれ受け取った愛を返してくれるでしょう。
たくさんの愛情を注いで、一緒に成長していきましょう。