何か相手が嫌なことを言ってきたとき、「悪気はないから」と言われることがありますよね。
しかし、それが本性ということを考えれば、ただ単に性格が悪いだけとも思えます。
そこで今回は、悪気が無いということは元の性格が悪いということなのか、解説していきます。
もくじ
悪気が無いということは元の性格が悪いってこと?
悪気が無く、人を傷つけることを言ったり、相手の迷惑になることをしたりする人がいますよね。
「寒い」と言ったら、「それだけ太ってたら寒くないでしょ」と言ったり、
30代半ばで未婚の人に「もう結婚は無理でしょうね」と言ったりと、例を挙げればキリがありません。
このようなときにムッとした顔をすると、このタイプの人は「あ、ごめんね。悪気はないから」と言ってきます。
しかし悪気があろうがなかろうが、イラつくことには変わりないですよね。
確かにこのタイプの人は誰に対しても同じような無神経なことを言うため、本当に悪気がないのでしょう。
そこに間違いはなさそうですが、原因はそこだけではない気がします。
もっと根本的な原因として、性格が悪いという原因がありそうですが、実際にはどうなのでしょうか。
悪気が無いということは元の性格が悪い可能性は高い
「悪気が無いということは元の性格が悪い」というのは、事実である可能性が高いです。
悪気が無く言葉を発するということは、何も考えずに言葉を発するということです。
つまり、オブラートに包むことをせず、本音を吐き出しているということになります。
本音そのものが人を傷つける言葉だったり、人を見下したりする言葉だったりするのですから、根本の性格が悪いと考えるのが当然です。
また、相手を傷つけたことを理解しておきながら、「悪気はないから」と言い訳に走るところも性格が悪い部分ですよね。
自分から攻撃を仕掛けておきながら、自分は悪くないと主張するのですから、周囲の人にイラつかれて当然です。
「悪気が無いから」という人は、誰よりも性格が悪い人である可能性が高いですし、そのことに対する反省もありません。注意しておきましょう。
悪気が無いだけで許されるおかしさ
人を傷つけるようなことを言っておきながら、「悪気は無いから」と言うことで、なぜだか許されてしまう雰囲気がありますよね。
時には、周囲の人に「あの人、悪気はないから」と諭されることもあります。
悪気は無いという言葉は、「自分は悪い意味で言っていないから、悪く捉えたのであればあなたの勘違いですよ」という意味ですよね。
つまり、「自分は悪くない、悪いのはあなた」と言っているのです。
その上で全てを無かったことにして許されようとしているのですから、これほど虫がいい話はないですよね。
それを考えれば「悪気は無い」という言葉にこそ「悪気がある」ということになります。
悪気はないキャラに自分を落とし込むことで、何を言っても許されるキャラを貫こうとしているため、このような人と関わるとロクなことがないでしょう。
悪気が無いことに甘える人は他人を傷つけている自覚がない
悪気が無いことで何を言っても許されると思っている人は、他人を傷つけている自覚がないことも多いです。
「自分は思ったことを言っただけ」
「本当のことなんだから言っちゃいけない理由がわからない」
と思っており、傷つけているという事実を見ようとしないのです。
なかには、「本人が気づかないことを指摘してあげたのだから、感謝して欲しいくらいだ」と思っている人もいます。
本人としては良いことをしているつもりですので、どれだけ注意してもこのような人の性格が改善されることはありません。
距離を取ったほうがいい相手ですので、「悪気はないから」と言う相手には注意しておきましょう。
なかには良い人もいる
悪気が無いということは元の性格が悪いというのは、ほぼ正しいです。
ただし、なかには本当に悪気が無く、天然で人を傷つけてしまう人もいます。
このような人に対しては、その言葉を言うことでなぜ人が傷つくのかを説明することで、反省することもあるものです。
「悪気が無い」と言う人の中には、本当に悪気が無く、ただ単に想像力が無かったり、未熟だったりする人もいるため、全員を一概に悪者にするのはやめましょう。