自意識過剰を治す方法14つ!改善・克服・直すための対処法

自分が自意識過剰だという自覚を持てれば、それを改善・克服したいと思うでしょう。

そこでここからは、自意識過剰を治す方法を紹介していきます。

1.本当の自分を知る

自意識過剰を治すためには、本当の自分を知ることが有効です。自分のことを特別だと思っている人は、客観的に自分の姿が見えていないのでしょう。

勝手に美化した自分の姿に酔いしれているだけなのです。

まずは、鏡に自分の姿を映してみましょう。正面から自分の姿をよく見てみてください。

よく見れば周囲よりも劣っているところもあったり、コンプレックスに思っていた部分を思い出して、自分が思っているほど美人ではなかったことを知ることでしょう。

次に自分の内面と向き合ってみてください。いつも強がっているあなたは、何の為に強がっているのでしょうか。

「誰のため?」「何のため?」自分の心に色々と問いかけてみてください。

本当の自分を見つけたら、自意識過剰な自分が馬鹿馬鹿しく思えることでしょう。

2.プライドを捨てて他人の長所を認める

自意識過剰の人はプライドが高く、他人の良いところをなかなか認められない傾向があります。

だから人から嫌われてしまったり、トラブルを起こしてしまうのです。

まずは、無駄に高いプライドを捨ることから始めましょう。どうしても譲れないプライドは残しておいて、それ以外のプライドを手放すのです。

そうすればどんどん他人の良いところが見えてくるようになるでしょう。

今まで自分の方が優れていると思って横柄な接し方をしてしまった人にも、長所を認める事が出来れば、気持ちの良い接し方ができるはずです。

3.自分を好きになる

自意識過剰な人は自分のことが大好きでたまりません。

でも、そのことで周囲を不愉快にさせたりしてしまうのは、本当の意味で自分のことを好きではないからです。

自分の良いところを具体的にしている人は、いつも堂々としていますが、自分の良さをひけらかすような事はしないでしょう。

むしろ自分の良さを、世のため人のために使っていきます。

自意識過剰な人は、中途半端にしか自分のことを理解できておらず、自分の予算の使い道をわかっていないのです。

自分とはどんな人間なのかをしっかりと考えて理解できれば、本当の意味で自分を好きになれるでしょう。

そして、自意識過剰な自分と別れができるはずです。

4.何でも思い通りになると思わない

自意識過剰だと、自己中心的な振る舞いが多くなります。それでは周囲に嫌われてしまっても無理はありません。

自意識過剰な人が自己中心的な振る舞いをしてしまう理由は、なんでも自分の思い通りになると思っているからです。

まずはその考え方から直していきましょう。何でも思い通りになるとは思わないことを徹底してください。

思い通りにならない時は腹を立てずに、どうしたら良くなるのかを冷静に考えてみましょう。

少しずつ訓練していけば、思い通りにいかないことでも不満を募らせず、柔軟に考えることが出来るようになるはずです。

5.他人は自分のことをそれほど気にしていないことを自覚する

自意識過剰な人は「自分は周囲から期待されている」「自分は周囲から注目されている存在だ」と思っているようですが、決してそんなことはありません。

あなた自身も、ちょっと素敵な人を見かけたところで、ずっとその人の事を考えたり、ずっとその人に注目していることはないでしょう。

自意識過剰を治したいと思ったら、まずは他人は自分のことをそれほど気にしていないことを自覚する必要があります。

ずっとそう思って生きてきたのですから、意識しないで過ごすのは初めは難しいかもしれません。

自意識過剰な悪い癖が出そうな時には、「気にしてない、気にしてない」と心の中で呟いてみると、心が楽になるでしょう。

6.仲の良い友人に自分のことをどう思うか正直に教えてもらう

自分が自意識過剰であることに気がつき、本気で治したいと思ったのであれば、仲の良い友人に自分のことをどう思うか正直に教えてもらいましょう。

自意識過剰な人は、他人が評価をしている本当の自分より何倍も美化して自分の事を捉えています。

第三者から見たときの自分はどう映っているのか、この際勇気を出してはっきりと聞いてみましょう。

自分の良いところと悪いところが、第三者が感じていることと、自分が考えていることに相違があれば、その部分は過大評価していたということです。

自意識過剰を治したかったら、友達の意見をしっかりと受け止めましょう。

7.趣味を作り自分以外のものに夢中になる

自分への関心が高まりすぎると、ファッションやメイクに異常なまでに時間をかけて美しさを保とうとしたり、窓ガラスに映る自分に見とれてしまいます。

自意識過剰な自覚があるのであれば、趣味を作り、自分以外のものに夢中になってみるのはどうでしょうか?

今までにやったことのないスポーツを始めるのも良いでしょう。

動物に関心があるのなら、ペットショップに出向いてペット飼ってみるのもオススメです。

自分以外に夢中になれるものを見つけられれば、他者ともバランス良く関わることができるでしょう。

8.自分が言った言葉を紙に書きだす

人間関係がうまくいかなくなってしまった時、原因を突き止めるには、自分の言動を振り返ってみる必要があります。

自意識過剰なことが原因で人間関係がうまくいかないのでは…?と感じたら、自分が言った言葉を紙に書き出してみましょう。

眠る前のちょっとした時間に、1日を振り返って、誰とどんな状況で自分がどんな言葉をはしたか思い出しながら書き出してみてください。

自分が言われたら傷ついてしまう言葉や、嫌味に捉えてしまう言葉を使っていなかったでしょうか?

こうやって自分の言動を時々振り返るようにすれば、自意識過剰な行動が頭に減っていくでしょう。

9.自分の外見へのこだわりを持たない

窓ガラスや、鏡があると必ずファッションチェックや髪型を直し始める人は、かなりの自意識過剰です。

いつでもバッチリとイケている自分でいたいので、自分を映すものがあれば無意識にチェックしてしまうのが癖になっているのです。

自分を映したときに、バッチリ決まっていれば、気分は上がりますし、髪型がちょっとでも崩れていれば、その後の予定にも支障をきたすほどです。

そんな人が自意識過剰な自分から抜け出そうと思ったら、自分の外見へのこだわりを持たないように意識してみましょう。

ちょっとださくても我慢をして出かけてみることを繰り返すと、案外慣れてしまうものです。

それを繰り返し繰り返し続けて自意識過剰を克服していきましょう。

10.他人と自分を比較しない

自意識過剰な人が人から嫌われてしまうのは、自分と他人を比較して、自分より上か下か決めつけて態度を変えるところがあるからなのでしょう。

自分のことが好きなはずなのに、心から自分に自信を持てないから、他人に優劣をつけたがるのです。

自分より上だと思う人にはヘコヘコしてご機嫌をとるくせに、自分より下だと判断した人には横柄な態度を取ったりします。

自分と他人を比較してしまうと、落ち込まなくて良いところで落ち込んでしまうこともありますし、自分らしく振る舞えないので良いことはちっともありません。

自意識過剰な自分から卒業したいと思ったら、自分と他人を比較するのはやめましょう。

11.嫌われることを怖がらない

自意識過剰を治したいときには、嫌われることを怖がらないことも大切です。

そもそも自意識過剰な人は、プライドが高く、カッコつけたがりなのです。

人に嫌われないように、かっこいい自分を演じているうちに、横柄な態度をとってしまったり、自分勝手な振る舞いで空気を悪くしてしまい、結果的に嫌われてしまうのです。

人から嫌われるが怖くないという人はあまりいないかもしれません。

しかし、人から嫌われることを極端に怖がっていては、ありのままの良さが人に伝わらないのです。

自意識過剰な人こそ、周囲の視線を気にする事はもうやめましょう。

嫌われることを怖がらずに、ありのままの素直な自分の姿をさらけ出してみてください。

12.自意識過剰であることによって嫌われていることを知る

自分の性格の悪いところを直そうと思っても、今までこれで生きてきたわけですから簡単に直す事はできません。

「もしかして自分は自意識過剰かも…」と思っても、何か変わるきっかけがなければ治すことは難しいでしょう。

自意識過剰な人は、物事を自分の都合の良いように置き換えて、ポジティブに解釈するので、自分が嫌われているなんて思ってもいないかもしれませんが、些細なことで自分の人気に疑いを持ったら、本当は嫌われているのではないか確かめてみましょう。

仲の良い友人と腹を割って話し合い、本心を聞き出してみてください。

自意識過剰であることで嫌われていることを知れば、ショックは大きいかもしれませんが、変わるきっかけになるでしょう。

13.発言する前に一度考える

自意識過剰なことで人に嫌われたり、人間関係がうまくいかないと言う人は、発言する前に一度考えてから発言するようにしましょう。

その場のノリや雰囲気で言葉を発してしまうと、人を怒らせたり、傷つけてしまうことがあります。

自意識過剰な人は、お調子者なところがあるので、特に雰囲気に飲まれて人を不快にさせる発言をしてしまうのです。

発言したいときには、まず深呼吸をしてみましょう。

そして、相手の表情やその場の雰囲気を感じて、今発言するべきかどうか、どんな言葉を発するべきか考えてみてください。

そうすれば自ずと、人を傷つける言葉を発する前にブレーキがかかり、人間関係が円滑になるでしょう。

14.恋人などに自意識過剰な発言があったら注意してもらう

本気で自意識過剰なところを治したいと思うのであれば、第三者に協力してもらうのも効果的です。

もしも自分が自意識過剰な発言をしてしまったら、恋人に注意してもらいましょう。

もしかしたら今までも、自意識過剰な発言をして恋人を傷つけてしまったことがあったかもしれません。

そこを治してくれると言うのなら、恋人も願ってもないことでしょう。

誰よりもあなたのことを大切に思ってくれているからこそ、必ずあなたの力になってくれるはずです。

恋人と力を合わせて自意識過剰な自分とお別れをしましょう。

自意識過剰な人の末路とは?

自意識過剰な人はそのままで居続けると、最終的にはどのような末路を辿ることになるのでしょうか。

そこでここからは、自意識過剰な人の末路について紹介していきます。

1.周りから人がいなくなる

自意識過剰な振る舞いをずっと続けていると、人から嫌われ、誰からも相手にされなくなり、やがてあなたの周囲からは人がいなくなるでしょう。

若い時はそれを可愛さでカバーできていたかもしれません。自意識過剰な面を見せられても、若くて可愛い女の子には社会は優しいのです。

しかし、時が流れれば、必ず歳をとり、可愛さだけではやっていけなくなる日がやってきます。

20代が過ぎ、30代に突入すると、見た目よりも人間性や中身の方が重要視されます。

いい年をして、いつまでも自意識過剰な振る舞いをする人に構ってくれる人の周りからは誰1人いなくなってしまいます。

2.外を出歩くことに恐怖を覚える

自意識過剰な症状がどんどん加速していくと、最終的には外を出歩くことに恐怖を覚えるまでになってしまいます。

初めは「自分が注目される存在だ」という思い込みで済んでいたのが、「いつも自分は人から見られている」「悪口を言われているような気がする」など、妄想が膨らみ、外を歩いたり、人と接っしたりすることが怖くなってしまうのです。

自意識過剰が日常生活に支障をきたすようになったら、自分1人の解決は難しく、専門家への相談が必要となってきます。

3.仕事も恋愛もうまく行かなくなる

自意識過剰な人の末路は、仕事も恋愛もうまくいかなくなることが多いです。

自意識過剰な人は、自分のことを特別な存在だと勘違いしています。

ですから仕事をしていても、恋人と一緒に過ごしていても、相手が自分のことを特別扱いしてくれないと不満が募ってしまいます。

些細なことで相手と衝突したり、プライドが邪魔をして相手を許さなかったり、人付き合いに支障をきたすのです。

その結果、職場では嫌われ孤立してしまったり、異性とお付き合いはするものの、なかなか信頼関係が築けず、うまくいかないことが多いのです。

自意識過剰な人は病気?

自意識過剰になってしまう原因が、精神的な病気に起因していることもあります。

そこでここからは、自意識過剰になってしまう病気について解説していきましょう。

1.社会不安障害

あまりにも自意識過剰な人は、ただ性格が悪いだけではなくて、何かしらの病気を抱えている可能性もあります。

考えられる病気の1つが、「社会不安障害」です。

社会不安障害とは、簡単に言うと、人前で過度に緊張してしまう障害のことです。

人前でスピーチをしなくてはいけない時や、大勢の人に注目される場面になると、恐怖や緊張から、発汗、震え、動悸、どもり、腹痛が起きるなど、体に不調が現れます。

これには自意識が深く関係しており、他人はそこまで注目していないのに、自意識過剰なせいで「大勢の人が自分に注目をしている。恥をかいたらどうしよう」など、不安を募らせてしまうのです。

これが原因で社会生活が困難になり、うつ病を発症したり、引きこもりになってしまうこともあります。

2.強迫性障害

自意識過剰な行動が目立つ人は、「強迫性障害」を抱えている可能性もあります。

強迫性障害とは、脅迫観念にとらわれるあまり、自分の意思に反して、無意味な行動を繰り返してしまう障害のことです。

例えば、手が汚れていないのに何度も何度も繰り返し手を洗う事が止められなかったり、さっきも確認したはずなのに、戸締まりをまた確認したくなったりするのです。

これと同じように、鏡や窓ガラスなど、自分が映り込むものがあるとすぐに確認してしまうのも、強迫性障害によるものである可能性があります。

3.自己愛性パーソナリティ障害

自意識過剰で、自己中心的な性格の人は「自己愛性パーソナリティ障害」である可能性もあります。

特徴として、他人からの評価に敏感になり、恥をかかされたと思うと、カッとなって怒りだしたり、激しく落ち込みます。

また自分は特別な人間だと思い込み、自分の能力を自慢してきたり、有名人と知り合いであることを自慢してくることもあります。

こんな特徴があり、扱いにくい人が身の回りにいたとしたら、自己愛性パーソナリティー障害のせいで自分勝手な行動をしてしまうのかもしれません。

自意識過剰を診断チェック!15項目テスト

自分が自意識過剰かどうかわからないという人のために、ここからは自意識過剰を診断できるチェックテストを紹介します。

以下の項目に当てはまることがいくつあるかチェックしていきましょう。

  1. 笑っている人と目が合ったら自分のことで笑われていると感じる
  2. 本当の自分は誰よりも優れた人間だと思っている
  3. 洋服や髪型が決まらないと外に出たくない
  4. ガラスに自分の姿が映ると思わずチェックしてしまう
  5. 人の視線をよく感じる
  6. 優しくしてくれた人は自分に好意があるのだと思う
  7. イジられると本気でイライラする
  8. SNSに自撮り写真を載せることが多い
  9. 自分のことを嫌いな人はいない、もしくは多くの人に嫌われていると思う
  10. ミスが発覚すると自分以外の誰かの責任だと考える
  11. もっと美意識を持たなければならないと常に思っている
  12. 美人orイケメンでなければ付き合いたくない
  13. 結婚する相手は見た目・性格・ステータスが完璧な人間でなければならない
  14. 性格を否定されても相手が勘違いしているだけだと思う
  15. 頼りにされる存在である

1.【0から4つにチェック】あなたは自意識過剰ではありません

0から4つにチェックがあったあなたは、自意識過剰ではありません。

特に他人からの目を意識し過ぎているということはないため、仕事や恋愛に影響することはないでしょう。

ただし、たまには人の目を気にしたほうが良いときもあるため、注意も必要です。

2.【5から10つにチェック】あなたは自意識過剰予備軍です

5から10つにチェックがあったあなたは、自意識過剰予備軍です。

自意識過剰とはいえませんが、気質的にそれがもっとひどくなってしまう場合もあります。

しかし少しだけ人の目を意識する今の状態がベストという考え方もあるため、現状維持ができるのであれば特に気にすることはありません。

3.【11から15つにチェック】あなたは自意識過剰です

11から15つにチェックがあったあなたは、自意識過剰です。

自意識により恋愛や仕事がうまくいかないこともありますし、人間関係のトラブルを引き起こしてしまう可能性もあります。

早急に自分を変え、過剰な自意識を緩和させる必要があるため、今回紹介した対処法を実践してみてください。

自意識過剰を改善していこう

自意識過剰な人の特徴などについて解説してきましたが、自意識過剰なままでいれば様々な部分で弊害が出てしまいます。

そのため、自意識過剰であることを自覚したのであれば、それを改善するための努力をしていきましょう。

そうすることであなた自身のストレスもなくなりますし、恋愛や仕事も成功させやすくなります。