器用貧乏だと自分で言う人っていますよね。しかしなぜ自分で言うのだろうと疑問に思ってしまいます。
自信の無さの表れなのか、言い訳としてそのようなことを言ってるのか、その言葉の意味が気になってしまいます。
そこで今回は、器用貧乏だと自分で言う人の心理を解説していきます。
器用貧乏とは?どういう意味で言ってるの?
器用貧乏とは、なんでもできるが、他の人より秀でているものはないという意味です。
器用貧乏な人は基本的に器用ですので、初めてやるようなことでも、すぐにコツを掴んでできるようになります。
それを考えれば、そのような人を羨ましいと思う人も少なくありません。
また、周囲の人からは天才と思われることもあります。
しかし、なんでもできるのですが、一つのことに特化したタイプではないため、器用貧乏の人は他の人よりも特化している部分がないのです。
そのため、器用貧乏であることをコンプレックスに思う人もいます。
そんな器用貧乏ですが、彼らの中には自分で「器用貧乏なんですよね」と言う人がいます。
わざわざ言うことではないように思えますが、なぜ自分からそのようなことを言うのでしょうか。
そこにはどのような意味があるのでしょう。
器用貧乏だと自分で言う人の心理3つ
器用貧乏だと自分で言う人は、どのような理由でそのようなことを言うのでしょうか。ここからは器用貧乏だと自分で言う人の心理を解説していきます。
1.天才だと思われたくない
器用貧乏だと自分で言う人の心理としては、天才だと思われたくないというものがあります。
器用貧乏な人は基本的には何でもできるため、周囲の人から天才だとか、能力が高いだとか思われがちです。
最初はそのようにしてチヤホヤしてもらえるのですが、時間が経っていくと、不器用ながらも一つの能力に特化した人が伸びてくるため、そのような人たちに追い抜かれることになります。
そうすると結果として、「最初だけだった」「たいしたことなかった」と思われてしまうのです。
器用貧乏な人はそのような経験を何度もしているため、天才だと思われることを嫌がります。
確かに、そう思われるとハードルが上がりますし、後からガッカリされるのが怖いですよね。
そのため、「自分は器用貧乏なだけでけっして天才ではない」ということを、自分から言いたがるのです。
2.謙遜している
謙遜しているというのも、器用貧乏だと自分から言う人の心理です。
器用貧乏な人は褒められることが多いのですが、そのときに「これ得意なんですよ」と言うわけにはいかないですよね。
そのようなことを言うと、相手の反感を買ってしまうかもしれませんし、特化した能力はないという自覚があるためいずれ他の人に追い抜かれる可能性が高いこともわかっています。
そのため、反感を買わないためにも、褒められたら謙遜するのです。
「器用貧乏」という言葉は、そもそも良い意味として使われません。
一つの物事に特化していないことを表現する言葉ですので、ダメな意味として使われます。
自分自身のことを器用貧乏だと言えば、しっかり自分を落として、謙遜することができるため、この言葉は謙遜するときの言葉としてもよく使われるのです。
3.自分に自信がない
自分に自信がないというのも、自分から器用貧乏だと言う人の心理です。
器用貧乏だとある程度のことはできるのですが、特化した能力がないため、最終的には負けてしまうことが多いです。
なかなかナンバーワンになれないということを、本人としてコンプレックスに思っている人もたくさんいます。
そのため、自分はどうせダメだと自信を失っている人も少なくないものです。
何か褒められたとしても、「器用貧乏なので」と自嘲してしまう人も多く、自虐的な意味でこのようなことを自分から言う人もいるのです。
自慢しているわけではない
器用貧乏だと自分で言う人は、自分に自信がないことが多いです。
そのような人を羨ましいと思う人も少なくないと思いますが、本人としてはそれがコンプレックスなこともあります。
けっして、「自分はできる人間です」という自慢で「器用貧乏なので」と言っているわけではないため、そこは勘違いしないようにしましょう。