伊達マスクをつける理由&心理とは?言い訳や夏の対策・意味とは?

伊達マスクとはどのような意味なのかわからない人も多いでしょう。この記事では伊達マスクをつける理由や心理、依存症なのか、マスク症候群の症状、夏場の対策、伊達マスク断ちの方法、克服方法を解説していきます。伊達マスクをつける男女は気持ち悪い・嫌いと思われてしまうのか、周りからの印象も解説するため参考にしてください。

伊達マスクとは?

伊達マスクとは、衛生上の目的以外でマスクを着用することを意味する言葉です。本来、伊達マスクは感染予防や人に病気をうつさないために着用するものです。

しかし顔を隠す目的や精神的にリラックスするため、人にバレたくないという理由でマスクを着用する人がいます。このような本来の目的とはズレたマスクの使い方をすると、伊達マスクをしているということになるのです。

ちなみに、伊達マスクとマスクには物自体の違いはありません。基本的にはどちらも同じマスクです。

伊達マスクをつける理由や心理とは

伊達マスクをつける人はどのような心理によって、伊達マスクをつけるのでしょうか。伊達マスクをつける理由について紹介していきます。

1.暖かいから

暖かいという理由で伊達マスクをつける人は案外多いです。冬場は防寒のために様々な対策を行いますが、顔を防寒できるものはあまりありません。マフラーで顔を隠すのも、それほど効果がないでしょう。

しかしマスクであれば、顔をしっかりと防寒することができます。マスクは薄手ですが、呼吸によってマスク内が温まることもあり、マスクをつけるだけでかなり暖かいのです。そのため、風邪ではなくても寒さをしのぐためにマスクをつける人も多いのです。

2.髭を剃るorメイクをするのが面倒だから

女性のメイクというのは非常に手間がかかりますし、毎日のこととなるとコストもかかります。また、男性の場合、少し外に出るだけなのにわざわざ髭を剃ることが面倒であったりします。そのようなとき、伊達マスクをつければ、すっぴんや髭が伸び切った顔を隠すことができるでしょう。

特に女性の場合、寝坊してしまってメイクをする時間がないとき、すっぴんで電車に乗るのは恥ずかしいです。しかしマスクをつけて行けば、遅刻せずに済みます。職場の化粧室でメイクをすれば、その後はマスクを外して、伊達マスクの出番は終了するのです。

3.マスクをすると人見知りがやわらぐ

伊達マスクをつける人の心理として、マスクをすることで人見知りがやわらぐからというものもあります。人見知りな人は他人との距離感を非常に気にします。そして自分の顔を見られたり、表情を読まれたりすることを敏感に察知するものです。

しかしマスクをつけておけば、自分の顔を隠すことができますし、表情を読まれることもありません。その結果、少しだけ人見知りをやわらげ、普通に会話することができるようになるのです。つまり、心理的な安心感を得るために伊達マスクを利用しているということになります。

4.顔にコンプレックスがある

マスクを付けると当たり前ですが鼻から下が見えなくなります。そのため、顔にコンプレックスがある人が、それを隠したいという理由で伊達マスクをつけることもあるのです。

マスクをしていると美人に見えたのに、取ったらイメージと違ったということはよくあるでしょう。目元は化粧などで大きく見せることもできますが、鼻から下は大きさやバランスを思い通りに変えることは難しいです。

そのため、特に口元など顔の下半分に自信のない人にとって、伊達マスクは自分の欠点を自然と隠すことができる重要なアイテムになるのです。

5.知り合いに話しかけられたくない

マスクをすると目しか見えなくなるため、人の判別が難しくなります。よく見れば分かりますが、サッと横を通り過ぎたら誰なのかは分かりにくいでしょう。

近所の商店街などにマスクをして出かければ、知り合いに会っても気づかれにくくなります。そのため、知り合いから話しかけられたくないという理由で、伊達マスクをしている人も多いのです。

恥ずかしがり屋であったり、人見知りであったりという心理的なことが原因でこのような考えに至ることもありますが、その日の気分でそうしていることも多いです。

誰とも話したくない日なのです。つまり、伊達マスクをつけてすぐに買い物を終え、早く家に帰りたいと思っているということです。

伊達マスクを指摘された時の言い訳

伊達マスクをつけていると、「それって伊達マスクじゃない?」と指摘されることがあります。しかし伊達マスクであることを認めるのは恥ずかしいものです。そこで伊達マスクを指摘されたとき、どのような言い訳をすれば良いのでしょうか。

1.風邪の予防ということにする

伊達マスクを指摘された時の言い訳は、風邪の予防ということにするのが無難です。表情を隠したいみたいで感じ悪いと指摘してくる人でも、健康に関することならばそれ以上強くは言えません。

「マスクしなくても風邪なんてひかないよ」と言われたとしても「風邪をひきやすい体質だから」「子供がいるから」「高齢の祖父母と一緒に住んでいるから」など、さらに理由を付け加えれば、ほとんどの人はそれ以降は伊達マスクについていろいろ言ってこなくなるので楽です。

2.顔つきが悪いからカラまれないための対策ということにする

伊達マスクを指摘された時、顔つきが悪いからカラまれないための対策だと言い訳してみましょう。実際に顔がコワモテだったり、目つきが悪かったりすれば説得力が十分ですし、実際はそうでもない温厚な顔つきの人でも「一人でいる時の真顔は結構顔つきが悪い」ということにすればOKです。

それでも相手が納得しないようなら、数年前に怖い人に「なにガンつけてんだよ」と歩いているだけでカラまれたというダミーのエピソードを作っておきましょう。そうすれば言い訳として成立します。

3.喉が乾燥に弱いことにする

「喉が乾燥に弱いので」という言い訳もオススメです。最近の建物はどこでも空調設備が整っていて、心地よいものの、乾燥気味なのは事実です。夏場の冷房やドライモードは、肌や髪もパサパサになってしまいます。

また、冬場も空気が乾燥するものです。それを考えれば、ほとんどの季節、建物の中は乾燥しているのです。「水を飲めばいい」と言われるかもしれませんが、「マスクしておく方が万全なので」ときっぱり言えば、言い訳として成り立ちます。

夏場でも伊達マスクをしたい人の対処法

伊達マスクをつける人が一番困る季節が夏場です。夏場にマスクをつけるのは不自然ですし、何より暑くて仕方ありません。では、夏場でも伊達マスクをつけるためには、どのような対策を取れば良いのでしょうか。

1.作業着を着て仕事のためのマスクだと思わせる

夏場でも伊達マスクをしたい人は、作業着を着て仕事のためのマスクだと思わせるという対策も一つの選択肢となります。電車の中などで夏場なのに、一人だけマスクをするのは目立ってしまいますが、もともとそういう職業の人だと思わせれば違和感はありません。

実際、埃っぽい現場、医療の現場、飲食の厨房など、一年中マスクが推奨されている職場はたくさんあります。いかにもな作業着とマスクをセットで身につければ、周囲に変に思われることなく、夏場でも伊達マスクをつけることができるのです。

2.知り合いと会わない場所でのみつける

夏場でも伊達マスクをしたい人の対処法は、職場から離れた場所や、近所の知り合いと会わない場所でのみマスクをつけるということです。知り合いに出くわしてしまうと「なんで夏なのにマスクしてるの?暑くない?」といろいろ突っ込まれて面倒です。

しかし、知り合い以外なら街中にいるその他大勢の中の一人がマスクをしていても気にならないし、変に思われても素顔は晒していないので安心です。知り合いと会う場所だけマスクを外して我慢すれば、それ以外の時間は伊達マスクで安心して過ごすことができます。

3.気にせずにつけ続ける

夏場でも伊達マスクをしたい人は、細かいことを気にせずにつけ続けるというのも一つの考え方です。昔と比べると、季節を問わずマスクをする人が増えています。実際に夏場でも風邪を引くこともあるものです。

夏場にマスクをつけている人を見かけたとしても、「何か事情があるのだろう」と他の人は考え、そこまで変だとは思わないものです。堂々としておけば、知り合いに見られても問題ないため、過剰に気にし過ぎないようにしておきましょう。