もくじ
社畜生活とは?社畜の一日を追跡
社畜はいったいどのような一日を過ごしているのでしょうか。普通の社会人からすれば社畜の生活はなかなか想像できないものです。怒涛の一日を過ごす社畜の生活を見て、どれだけ社畜が会社の犠牲になっているのか理解していきましょう。
1.始業時間の1時間前に出社
社畜は始業時間より早く出社します。平均して、始業時間の1時間前には会社に到着しているのです。単純に前日からの仕事が残っているという理由もありますが、そうでなくても社畜は早く出勤しなければという使命感に駆られているため、誰よりも早く出社したがります。
社畜は決して仕事に対して意欲が旺盛な人ばかりではないのですが、自分が遅く出勤することによって起きるかもしれないトラブルに大きな恐怖心をもっています。そのため、やる気があろうがなかろうが、始業時間よりも早く出社するのです。
2.キャパオーバーでも仕事を引き受けまくる
社畜は仕事が始まると、とにかく仕事を引き受けまくります。他の人にお願いされ、断ることができずに仕事を引き受ける人もいますが、自分から率先して仕事をもらいにいく人も存在するのです。
社畜は何か仕事をしていないと不安になってしまいますし、たくさん仕事があることによって心理を満足させます。そのため、キャパオーバーになっても、さらに仕事を引き受け、満足気な笑みを浮かべるのです。
3.暇な時は社内の掃除or書類整理
社畜はとって仕事を任されていることが、一種のステータスとなります。頼られる存在、仕事が出来る存在であると周囲にアピールするためには、暇な時間というものが存在していてはいけないのです。そのため、社畜はフリーな時間が生まれると率先して社内の環境整備につとめます。
掃除や書類整理は費やすエネルギーは少なくても、周囲に自分の気遣いをアピールできる仕事です。仕事ができる人間、役に立つ人間という評価を得るために、社畜は暇な時間を全て会社のために尽くすのです。
4.昼休みも弁当を食べながら仕事
社畜は片時も仕事から離れようとしません。仕事の為ならば、昼休みや食事時間を削ることも苦ではなく、逆に食事のために仕事から離れることに強い不安感を覚えます。社外にランチに行くとどうしても時間がかかるので、一分でも仕事をする時間が惜しいという社畜は手作りのお弁当や出社時に買ったパンなどを食べるものです。
更に社内で食事をすれば、食事中も仕事に取り組むことが可能ですので社畜にとっては願ったり叶ったりです。パソコンや書類のチェックをしながらお昼を食べている社畜は、仕事から離れて食事を楽しむことに罪悪感すら感じる、末期の社畜なのです。
5.サービス残業も喜んで引き受ける
残業、特にサービス残業は多くの会社員にとって敬遠されるものですが、社畜は違います。社畜にとって、仕事とは人生そのものです。会社で認められた人間こそが、人生の勝者だと感じているのです。そんな社畜にとって残業を命じられるということは、会社における自分の存在価値をひしひしと感じるできごとです。そのため、喜んでサービス残業を行います。
表面上は嫌がってみせたり、愚痴ってみることもあるかもしれませんが、あくまでもそれは周囲へのアピールです。皆が嫌がる仕事を引き受けているとアピールすることで、自分の社内での評価を上げようとしているのです。周囲からの評価を求めるあまり、自分が利用されていることにも気がつかず必死に仕事に取り組んでしまう悲しい性が社畜にはあるということです。
6.終電で帰宅し明日のためにすぐに寝る
社畜の生活は非常にストイックです。仕事以外のことをする時間を無駄だとさえ考えている人もいます。終業後に同僚とお酒を飲むことも趣味も家族との団欒も、社畜にとっては不必要なものです。仕事によって得られる満足感があれば、無駄に時間を使う娯楽はいらないのです。
仕事に集中するため、社畜は終電ギリギリまで会社で業務に勤しみます。そして、帰宅後は明日のためにすぐ眠ります。翌日も始業時間前に出勤して、仕事をこなさなければならないと思っているからです。会社や仕事は自分がいなければ回らないと思って毎日頑張っているのですが、実は社畜自身こそが会社や仕事を毎日を乗り切るための心の拠り所にしているのです。
7.休日はやることが何もない
社畜は仕事に夢中になるあまり、私生活の充実というものが疎かになりがちです。学生時代の仲間や親族とも忙しい毎日のせいで疎遠になります。また、就業中は業務に集中しているため仕事仲間ともプライベートな話をして親しくなるということはほとんどありません。
習い事や趣味のサークルなども、仕事と両立させられず長続きしませんそのため、休日は一人でボーッと過ごすか、結局仕事をしてしまうという社畜が多いのです。実は、社畜は意識していなくても、いつでも仕事が出来る体制を整えておかなければ不安になってしまうのです。自分が休んでいる時でもトラブルやミス、休日明けの仕事の計画を考え続け、休日でも精神的に休まらないという社畜は多くいます。